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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
33-36. おー、スルヴァータ マイトレーヤ、聞いてください、私は他のこともあなたに話します。 ラグナ(第1)、第4、第7、第10の室は、ケンドラと指定されます。 2番目、5番目、8番目、11番目は、パナファラと指定されていることによって知られています。 おー、ブラフミンよ、残りの第3、第6、第9、第12の室は、アーポクリマと指定されています。ラグナから5番目と9番目の室は、コーナと呼ばれます。 6番目、8番目、12番目、これらの3つはドゥーサ室とトゥリカスターナとして指定されています。 4番目と8番目は、おー、優秀なブラフミンよ、それらはチャトゥラスラ、3番目、6番目、10番目、11番目の室はウパチャヤという名で呼ばれています。
用語
- スルヴァータ:植物 ※植物の研究を担当する僧侶という意味か?
- マイトレーヤ:賢者パラシャラの弟子にして僧侶
- ラグナ:東の地平線方向に位置する天空上の点(ここではラグナを含む第1室のこと)
- ケンドラ:第1・4・7・10室のこと(人生早期の幸不幸を表示するとされる)
- パナファラ:第2・5・8・11室(人生中期の幸不幸を表示するとされる)
- ブラフミン:僧侶
- アーポクリマ:第3・6・9・12の室(人生後期の幸不幸を表示するとされる)
- コーナ:第5・9室(幸運の室)
- ドゥーサ:第6・8・12室(邪悪な室)
- トゥリカスターナ:第6・8・12室(不吉な室)
- チャトゥラスラ:第4・8室(正方形に当たる室)
- ウパチャヤ:第3・6・10・11室(使役の室)
解説
インド式占星術を習い始めた頃、「聖典は系統だって書かれておらず、大事な事柄が全く別の項目の中にふと現れる場合がしばしばある」と師から言われました。この詩句もその一つと言えるでしょう。つまりは、同占星術を学ぶ上において、自分の求める項目だけを選んで読んでいては、真に知りたい事柄に出会うのは難しいということです。選り好みせず、全ての項目を丹念に読み砕いていくことこそ、真の占星術家への道なのです。これはとても困難な学習方法です。時間がかかる、進まない、遅いと感じることでしょう。それは土星が表示する範疇です。つまり、土星が適切な状態にない限り、インド式占星術の技能を習得するのは無理だということです。20年以上研究している私の能力が満足のいく段階に達しないことがそれを証明しています。
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回は
c-2-4.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter8分割の考え方37-38
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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c-2-3.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter8分割の考え方33-36
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