a-1-7.能動性と受動性

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

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インド式占星術では空を12に区分します。この12に区分けされた内のある場所は積極性を持ち、またある場所は消極的です。積極性を男性、消極性を女性として捉えている占星術家もいらっしゃいますね。

皆さんも普段生活していてどんどん行動する場所とゆっくり休む場所がありますよね。星も同じで動きたい(働きたい)場所と休憩したい場所があるようです。そうでないと、四六時中働き通しでは疲れてしまいますからね。働いて休んで働いて休んでとリズムを刻みながら日々は流れていくものです。皆さんもイメージしやすい事柄を当てはめて憶えていかれると良いでしょう。このブログでは積極性を能動性、消極性を受動性として分類していくことにします。

能動性と受動性は交互に現れます。1番目の区分が能動性、2番目の区分が受動性というように入れ替わりながら配置されています。1360度全てに能動性・受動性があります。そして360度全てが人生なので、個人には能動性・受動性両方が存在することになりますね。6つの能動性と6つの受動性。同じ数だけありますから本来人間は能動的なだけの人も受動的なだけの人もいないことになります。自覚しやすい、他人の目に付きやすい所に能動性が来れば能動的な人と捉えられ、そうでなければ受動性ばかりが目に付く。結果として積極的な人、消極的な人と区別して判断されることになるのですね。

星との関係があるので区分の配置だけでは決められませんが、インド式占星術を学ぶと個人のどこが能動的でどこが受動的かが見て取れるようになります。いずれ詳しくお話ししますが、ここではさわりだけ説明しましょう。

12の区分それぞれを太陽、月、水星、火星、金星、木星、土星の7つの星が支配しています。太陽・月が1つの区分を支配、その他の星は2つの区分を支配しています。

例えば、東の地平線延長線上に来ている区分を太陽が支配しているとしましょう。東の地平線上に来る区分は本人を表します。その太陽が能動性の区分に入っていれば、その人はその人自身のことについて能動的になります。そんな見方をしていきます。

尚、インド式占星術では星座の持つ性質として可動・固定・二重という3つのグループ分けもあります。こちらについての記事は下記となります。

a-8-5.可動・固定・二重星座

少し占星術らしい部分も出てきましたね。今後をお楽しみに。

次回は、カースト(階級)についてお話しします。

a-1-8.カースト

a-1-7.能動性と受動性

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a-1-1.インド式占星術

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