スポンサーリンク
インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
37-38. タヌ、ダーナ、サハジャ、バンドゥ、プトラ、アリ、ユヴァティ、ランドゥ、ダルマ、カルマ、ラーバ、ヴィアヤの順で12室に名前が付けられています。これらについて簡単に説明します。これら以外の事柄については、あなた自身の知性に従って理解する必要があります。ここで私が耳にした主ブラフマの語りから、いくつかの新しいことをお話します。
用語
- タヌ:1室-体格
- ダーナ:2室-富
- サハジャ:3室-弟または妹
- バンドゥ:4室-社会的関係と兄弟愛
- プトラ:5室-子孫
- アリ:6室-敵
- ユヴァティ:7室-妻
- ランドゥ:8室-生涯
- ダルマ:9室-宗教
- カルマ:10室-生計
- ラーバ:11室-利益
- ヴィアヤ:12室-支出
- ブラフマ:創造を司るヒンドゥ教の神
解説
インド式占星術における最も重要な要素の一つといえる室についての説明が、分割のChapterでなされる面白さが聖典にはあります。(^^)
用語で挙げた各室の概要については、翻訳元である下記英文書から直訳したものです。当ブログでは別の用語を当てておりますが、思い浮かべている概念は一緒です。あえて言えば、どの角度から説明しているかの違いといえましょう。読まれている皆さんもご自身のクンダリーと体験から考えてみることをお勧めします。
日本においては、概ね次に挙げるような文言が当てられていることが多いでしょう。
- タヌ:1室-自己、体
- ダーナ:2室-富
- サハジャ:3室-兄弟(年下)
- バンドゥ:4室-家、乗り物
- プトラ:5室-息子、創造
- アリ:6室-敵
- ユヴァティ:7室-妻、パートナー
- ランドゥ:8室-弱点、寿命
- ダルマ:9室-自然法、宗教、幸運
- カルマ:10室-行動、職業
- ラーバ:11室-利益、所得
- ヴィアヤ:12室-損失、支出
当ブログにおける割り当て
- タヌ:1室-自己
- ダーナ:2室-生家族
- サハジャ:3室-兄弟(年下の)
- バンドゥ:4室-家と乗り物
- プトラ:5室-創造と息子
- アリ:6室-敵
- ユヴァティ:7室-配偶者と相棒
- ランドゥ:8室-弱点と寿命
- ダルマ:9室-希望
- カルマ:10室-行動
- ラーバ:11室-結果
- ヴィアヤ:12室-廃棄
やはり使用する言葉に違いはあれど、思い描く対象はほぼ同じと感じます。ugが2室を生家族としたのは、誕生時の家族と結婚後の家族を分けて考える必要を感じたからです。2室は生まれた時に自動的に所有している家族(財産を含む)の事だとお考え下さい。9室を希望としたのは、法や宗教が一般人にとって捉え辛いように感じたからです。尚、この場合の「希望」は、大学受験でいうところの第一希望、第二希望で使われる「希望」です。つまりこれから成りたい・成したいと思う物事という意味です。
皆さんならどうなさいますか?
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)
スポンサーリンク
Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回は
c-2-5.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter8分割の考え方39-43
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
スポンサーリンク
c-2-4.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter8分割の考え方37-38
ブログの最初に戻る。
コメント