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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
39-43. ラグナから数えて9番目の室と太陽から数えて9番目の室は、私たちに父親についての知識を与えてくれます。ラグナから数えて10番目と11番目の室の研究から考察されることは何でも、太陽から数えて10番目と11番目の室からも明らかになるかもしれません。ラグナから数えて1、4、2、9、11番目の室から考察される事項は、月から数えて1、4、2、9、11番目の室からも考慮されなければなりません。ラグナから数えて3番目の室から検討される全ての問題は、火星から数えて3番目の室からも分析されます。ラグナから数えて6番目の室から明らかになる案件についての考察は、水星から数えて6番目の室からのものに対しても行われることになっています。子孫については木星から数えて5番目の室、金星から数えて7番目の室は配偶者、土星から数えて8番目の室は死と長寿についての考察です。支出については、土星から数えて12番目の室からも判ります。特定の室の研究から考えられる効果は、その支配星(その室に位置する星座の支配星)の研究成果も必要となります。室の効果はここまで述べてきたことから考察されるべきであり、縁起の良し悪しとして捉えられるかもしれません。
用語
- ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点(本人と同一と考えられる)
- 支配星:その星座の主人となる星
解説
クンダリー(出生図)を解読する時の重要な注意点について書かれています。例えば本人自身を見る時は、ラグナの入っている1室と共に月をラグナと見立てた1室、つまり月が位置する室にも注意する必要があると賢者パラシャラは述べています。それだけではなく、ラグナから見た1室の支配星が入っている室も読む必要があるとこの詩句は語っています。つまり本人のことを読むだけでも「ラグナから見た1室」「月から見た1室」「ラグナから見た1室の支配星が入っている室(支配星からみた1室)」の3室を読まなければならないということです。(例外:ラグナと月が同室で、且つ、その室が月支配である蟹座であるような場合は1室だけを読めば済む)
大変なように思えますが、いつも必ずそのように読解を進めていればそのうちに習慣になります。
これは室が象徴するものを司る星について教えてくれる、重要な内容の詩句です。
参照
この詩句に基づく関連表
星座支配星一覧
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回は
c-2-6.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter9星座のドリシュティ1-3
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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c-2-6.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter9星座のドリシュティ
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