b-4-7.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質57-58

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

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賢者パラシャラの返事(続き):

57-58 複合的な関係:生来と一時の両方において友好的な惑星は、極めて友好的な関係と言われます。 一方、ある場所では友好的で別の場所では中立である場合、惑星は友好的です。もし 惑星がある場所で敵であり、別の場所で中立である場合は敵です。惑星が両方の点で敵である場合は、関係する惑星と極端な敵意を持っています。 占星術はこのように関係を考慮した後、生まれ人の影響を予測する必要があります。

※ここでいう惑星とは天文学における惑星ではありません。恒星である太陽、衛星である月、物質として存在しないラーフ・ケートゥを併せたものがインド式占星術でいうところの惑星であり、通常はグラハと呼ばれています。

用語

生来的友好・敵対惑星:元からある惑星の関係

一時的友好・敵対惑星:誕生時の惑星の位置関係で決まる関係

解説

惑星の生来的関係はこの表です。

それに加えて、クンダリー(誕生時の惑星と星座の配置)によって決まる一時的な関係。生来的友好と敵対、一時的友好と敵対、中立を複合的に考え、最終的に敵となった惑星支配星座に居る場合、その惑星が意味することについては良い形で人生に現れるのは難しいでしょう。逆に、友好と判断された惑星の支配星座に入居した場合は、その惑星の意味することは良い形となって認識されるでしょう。総合的に捉えることが大事であるということです。逆に言えば、ただ一つの部分だけ取り上げて悲観的になることほど、虚しいことはありません。全体的に見るには、鑑定能力の積み重ねだけでなく、偏りなく考えることのできる精神性の高さも重要になるでしょう。

参照記事

生来的関係について

a-2-9.星の居心地

一時的関係について

b-4-6.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質56

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはノートとしてわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるため以後のChapterでノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

 

次回はChapter3 惑星の表意と性質 59-60となります。

b-4-8.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質59-60

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

 

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