d-1-5.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果55-60

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

55 第5室の支配星が第7室にある場合、誕生者はあらゆる宗教に対して寛容であり、子孫繁栄し、他者の役に立つでしょう。

56 第5室の支配星が第8室に追いやられた場合、誕生者は子孫の幸福度が減り、咳や肺疾患に悩まされ、怒りに駆られ、幸福を失うことになる。

57 第5室の支配星が第9室に配置された場合、その誕生者は王子、または、王子と同等であり、著名な作家となり、家族の中で有名になります。

58 第5室の支配星が第10室を占めている場合、その誕生者はラージャ・ヨーガ(政府の好意)とさまざまな喜びに恵まれ、非常に有名になるでしょう。

59 第5室の支配星が第11室を占めている場合、その人は学識があり、人々に愛され、著名な作家となり、非常に才能があり、多くの息子と富に恵まれるでしょう。

60 第5室の支配星が第12室に落ちた場合、誕生者は自分の息子を持つ幸福を失います。 彼には養子か購入した息子がいるでしょう。

 

用語

  • 支配星:星座の主の事、牡羊座は火星に、牡牛座は金星に、双子座は水星に、蟹座は月に、獅子座は太陽に、乙女座は水星に、天秤座は金星に、蠍座は火星に、射手座は木星に、山羊座と水瓶座は土星に、魚座は木星に支配されている
  • ラージャ・ヨーガ:王の配置、ケンドラとトリコーナの支配星それぞれが結合するか相互にドリシュティする場合を言う

 

解説

支配星が配置された先でどのような居心地を味わっているのかを見極めるのが大事となります。先ずは高揚から減衰までの内、どの状態なのかを必ず調べましょう。そして、吉星と共にあるかドリシュティされている、または凶星と絡みがあるのかどうか、そのように順序立てて調べていくことが遠回りに見えて近道と言えるでしょう。

 

参考

支配星について

a-2-2.星座支配

ラージャ・ヨーガについて

a-6-3.必ず読解-王の型(ラージャ・ヨーガ)

高揚から減衰までについて

a-2-9.星の居心地

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

 

次回は

d-1-6.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果61-66

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

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