d-5-2.賢者パラシャラの占星術 Chapter29 強さの評価7

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

※ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラはブログ記事のタイトルとして長すぎるので、賢者パラシャラの占星術と表示させていただくことにしました。

7 7 1/2  ディグバラ : 太陽と火星の経度から第4室を差し引きます。木星と水星の経度から第7室を差し引きます。金星と月の経度から第10室を差し引きます。土星の経度からラグナを差し引きます。差が180度を超える場合は、360度から差し引きます。(180度未満の場合は、どの数値からも差し引きません)。いずれかの方法で得られた合計を3で割ると、ディグバラまたは方向の強さが得られます。

 

用語

  • ディグバラ : 方向による星の強さ
  • ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点 ※この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと

 

解説

この詩句を読んでもさっぱりわからないと思いますが、実は単純な話です。木星と水星はラグナ(方位としては東)にあると最も強く、真反対の第7室(西)にあると最も弱くなります。太陽と火星は第10室(南)にあると最も強くなり真反対の第4室(北)で最弱になります。同じく、土星は第7室入室が最強、第1室で最弱、月と金星は第4室入室が最強第10室で最弱になるということです、それ以外の室では、それぞれ最強に近い経度にあるほど強く、最弱に近ければ弱くなるということです。これは各星の性質を考えるとわかりやすいでしょう。行動・仕事の根源力の表示となる火星や太陽は行動の室にある方が本来の性質が発揮され易く、逆に月や金星は安心感や愛情の表示ですから、安らぎが大事となる第4室で表示される部分の能力が生きてくるということですね。

尚、有料のインド占星術ソフトであれば細かい数値は全て計算してくれますからご安心ください。算出についてはソフトに任せて、概念理解に注力されることをお勧めします。

 

次回は

d-5-3.賢者パラシャラの占星術 Chapter29 強さの評価8-9

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※当ブログでのパラシャラホーラシャストラは、サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、お読みいただければ幸いです。

尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

ではこのブログ記事は必要ないのではないかと疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。残念ながら必要です。それは下記書物をお読みいただければご理解いただけるでしょう。

 

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