b-6-9.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter5惑星の位置を探し当てるために5-9

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

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※このChapterを読む必要はありません。何故なら、現代ではインド占星術のコンピュータプログラムによってご自身の出生クンダリー(星座と星の配置図)を作成することが誰でも簡単にできるからです。ここで書かれているような面倒な計算を憶えるよりも、星や星座の表意を憶えることに時間と熱意を使われることをお勧め致します。

5-6 バヤータ バボーガ サダナ。イシュタが大きくナクシャトラが小さい場合。

誕生日のナクシャトラのガティ、パラなどをイシュタから差し引くとそれはバヤータであり、その日のナクシャトラのガティ、パラなどを60から差し引くと、そして、現在のナクシャトラのガティ、パラなどを加えると、それがバボーガです。

  イシュタが小さく、ナクシャトラが大きい場合。

その日のナクシャトラのガティ、パラなどを60から差し引いて、それにイシュタを加えると、それはバヤータです。 そして、イシュタの時間のナクシャトラのガティ、パラなどがそれに追加されると(つまり60)、それはバボーガです。

 

7-8 月の位置を知る:バヤータは60倍され、その値はバボーガで割り算されます。そのようにして到着した数字は、通過したアシュヴィニー等ナクシャトラの数に60を掛けたものに加算されます。ここで、この値に60を掛けて9で割ります(数字は30で割られて度になります)。そのように到着した値は、月(チャンドラスパシュタ)の位置する星座・度・分・秒を示します。

 

9 月の動きを知るために:月の動きを知るために、学習者は48,000秒(角度)の中での月の動きをバボーガで割る必要があります。

 

用語

  • バヤータ:前のナクシャトラを通過してからの時間
  • バボーガ:時々の月がナクシャトラを通り過ぎるのにかかる時間
  • サダナ:何かを成し遂げる手段、精神修養
  • ナクシャトラ:星宿、360度の天空に27のナクシャトラがある
  • ガティ:1ガティは24分(時間)
  • パラ:1パラは24秒(時間)
  • イシュタ:誕生時間
  • アシュヴィニー:ナクシャトラの一つ、牡羊座の最初に位置する
  • チャンドラシュパシュタ:明白な月

※バヤータとバボーガについては間違っている可能性があります。今後も情報集めをして判明し次第訂正していきます。

 

解説

月が移動する角度を元に、一つのナクシャトラは13度20分の幅を持っています。時間的には26時間程度となります。例えばお昼の0時にあるナクシャトラから次のナクシャトラに移動することがあるので、誕生日にあるナクシャトラは多くて二つということになります。このChapterでは誕生日の頭に位置するナクシャトラのお尻(あるいは途中)からどの程度の時間を過ぎてから生まれたかを見ることにより、次のナクシャトラの中での月の位置を特定するということについて書かれています。世界のインターネット情報を検索しましたが、この分野の情報はとても少ないです。何故なら、現代においては、この技術を習得する意味はないからです。最初に申し上げましたが、コンピュータとアプリケーションが発達した現代において、月のナクシャトラやその中での度数を知る事は容易いです。同じ時間を使うのであれば、星座や星の象意を覚えた方が有意義です。今後については、このChapterは読み飛ばされると良いでしょう。

参照記事

ナクシャトラについて

a-2-4.星宿(月宿)

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはノートとしてわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるため以後のChapterでノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

 

次回は

b-7-1.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter5惑星の位置を探し当てるために10-11

となりますが、読む必要はありません。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

 

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a-1-1.インド式占星術

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