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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
1 マイトレーヤの問い:
おお、賢者よ、ヴィシュヌの化身、すなわちシュリ ラーマ、シュリ クリシュナなどもジーヴァムサに恵まれているのかどうか、教えてくださいますようお願い申し上げます。
2 賢者パラシャラの返事:
おお、ブラフミンよ、四つの化身、すなわちラーマ、クリシュナ、ナラ・シンハ、ヴァラーハは完全にパラマトマムサに、一方、その他の化身はそれと共にジーヴァムサにも恵まれています。
3-4
誕生していない主の化身は無数にあります。 ジャナルダナ すなわち ヴィシュヌ はカルマや行動の結果を生き物に授ける為にナヴァグラハ や惑星として転生しました。 彼は、悪魔の力を破壊し、デーヴァの力を保ち、ダルマを根付かせる為に、グラハがもたらす吉祥を装ったのです。
用語
- ヴィシュヌ:維持を司るヒンドゥ教の神
- シュリ ラーマ:古代ヒンドゥ教の叙事詩「ラーマーヤナ」の中心人物、ヒンドゥ教の神にしてヴィシュヌの七番目のアバター
- シュリ クリシュナ:古代ヒンドゥ教の叙事詩「マハーバーラタ」「バガヴァッド・ギーター」の中心人物にしてヒンドゥの神々の中で最も人気の高い神、ヴィシュヌの八番目のアバター
- ジーヴァムサ:生命としての本質=魂を成す本質 ※ジーヴァトゥマ アムシャ:魂の要素
- ブラフミン:僧侶(ここではパラシャラの弟子であるマイトレーヤを意味する)
- ナラ・シンハ:ライオンの頭と人の身体をもつ獣人、ヒンドゥ教の神にしてヴィシュヌの四番目のアバター
- ヴァラーハ:イノシシの姿をしたヒンドゥ教の神、ビシュヌの三番目のアバター
- パラマトマムサ:神としての本質 ※パラマトマ アムシャ:神の要素
- ジャナルダナ:千に及ぶヴィシュヌの名の126番目。クリシュナ(「マハーバーラタ」「バガヴァッド・ギーター」の中心人物)の通り名
- ナヴァグラハ:太陽から土星までの可視惑星(月を含む)にラーフ、ケートゥを合わせた九つの点
- グラハ:惑星
- カルマ:行為、宿命
- デーヴァ:サンスクリット語における神
- ダルマ:自然の法則、信仰
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ジーヴァトゥマ、パラマトゥマ、アムシャについて
b-1-9.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter1創造21-24
次回はChapter2 主の偉大な化身 5-7 となります。
b-2-2.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter2主の偉大な化身5-7
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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b-2-1.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラ Chapter 2 主の偉大な化身 1-4
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