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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
17-21 ヴィムシャームシャ:ヴィムシャームシャの計算は、可動星座では牡羊座から、固定星座は射手座から、そして、二重星座は獅子座から始まります。 奇数星座でのヴィムシャームシャの領主はそれぞれ、カーリー、ガウリ、ジャヤ、ラクシュミー、ヴィジャヤ、ヴィマル、サティ、タラ、ジュワラムキ、スヴェタ、ラリータ、バガラムキ、プラティアンギラ、シャチ、ラウドリ、バヴァニ、ヴァルダ、ジャヤ、トリプラ、スムキです。 偶数星座ではそれぞれ、ダヤ、メガ、チンナシ、ピシャチーニ、ドゥーマヴァティ、マタンギ、バラ、バドラ、アルナ、アナラ、ピンガル、チュフチュカ、ゴラ、ヴァーラヒ、ヴァイシュナヴィ、シタ、ブヴァネシヴァリ、バイラヴィ、マンガル、アパラジタです。
用語
- ヴィムシャームシャ:20分割
- カーリー:時間・変化・創造・破壊・力を司るヒンドゥ教の女神
- ガウリ:ヒンドゥ教の女神であるパールヴァティの通り名
- ジャヤ:維持を司るヒンドゥ教の神ヴィシュヌに仕える門番二人の内の1人
- ラクシュミー:富・権力・美・繁栄を司るヒンドゥ教の女神
- ヴィジャヤ:維持を司るヒンドゥ教の神ヴィシュヌに仕える門番二人の内の1人
- ヴィマル:サンスクリットにおける純粋・清潔を意味する男性の名前
- サティ:破壊を司るヒンドゥ教の神シヴァの妻にして父親への抗議の証として自身を火葬にする女性、ヒンドゥ教の叙事詩マハーバーラタに登場する
- タラ:幸福と楽しみを司るヒンドゥ教の女神
- ジュヴァラムキ:炎の口を意味するヒンドゥ教の女神
- スヴェタ:純粋・白を意味するヒンドゥ教における女性の名前
- ラリータ:神の母の表れであると考えられた女神
- バガラムキ:棍棒で信者の誤解・妄想・信者の敵を打ち砕くヒンドゥ教の女神
- プラティアンギラ:善と悪のバランスを表すヒンドゥ教の女神
- シャチ:金星を支配する最も美しく純粋で親切な女神インドラ―二の別名
- ラウドゥリ:悪魔ドゥルガーを倒すヒンドゥ教の女神パールヴァティの別面
- バヴァニ:生命の提供者・自然の力・創造的なエネルギーの源を意味するヒンドゥ教の女神
- ヴァルダ:恩恵の授与者にしてパールヴァティ女神を意味する
- トリプラ:宇宙究極のエネルギー・力として位置づけられるヒンドゥ教の女神
- スムキ:抑制を表す女神パールヴァティの別称
- ダヤ:
- メガ:
- チンナシ:
- ピシャチーニ:
- ドゥーマヴァティ:
- マタンギ:
- バラ:
- バドラ:
- アルナ:
- アナラ:火の神アグニの別名
- ピンガル:
- チュフチュカ:
- ゴラ:ヒンドゥ教の女神、恐ろしい
- ヴァ―ラヒ:
- ヴァイシュナヴィ:
- シータ:ラーマヤーナに登場するラーマ王子の妃
- ブヴァネシヴァリ:
- バイラヴィ:
- マンガル:火星の神
- アパラジタ:
※神様が多いので調べ切れておりません。判明し次第少しずつアップしていきます。
解説
ヴィムシャームシャは精神的な成長、宗教的な傾向を表すとされています。ラグナが強ければ成功、名声、幸運を手にして、宗教関連の活動で結果を残すでしょう。賢者パラシャラのこの詩句を表にすると以下となります。
それでは参考までにugのジャンマ・クンダリーを元にドゥワダシャームシャを調べてみましょう。
- ラグナ:蟹座28度22分→天秤座、マンガル
- 太陽:山羊座19度26分→牡羊座、ゴラ
- 月:天秤座24度43分→獅子座、ヴァルダ
- 火星:天秤座3度44分→双子座、ジャヤ
- 水星:水瓶座0度17分→射手座、カーリー
- 木星:蟹座4度20分→双子座、チンナシ
- 金星:水瓶座9度51分→双子座、サティ
- 土星:魚座3度18分→天秤座、チンナシ
- ラーフ:牡羊座18度8分→牡羊座、プラティアンギラ
- ケートゥ:天秤座18度8分→牡羊座、プラティアンギラ
各星座・星を室ごとにまとめてみましょう。
- 1室:天秤座、ラグナ、土星
- 2室:蠍座、無し
- 3室:射手座、水星
- 4室:山羊座、無し
- 5室:水瓶座、無し
- 6室:魚座、無し
- 7室:牡羊座、太陽、ラーフ、ケートゥ
- 8室:牡牛座、無し
- 9室:双子座、火星、木星、金星
- 10室:蟹座、無し
- 11室:獅子座、月
- 12室:乙女座、無し
領主別は以下となります。
- カーリー:水星
- ジャヤ:火星
- サティ:金星
- プラティアンギラ:ラーフ、ケートゥ
- ヴァルダ:月
- チンナシ:木星、土星
- ゴラ:太陽
- マンガル:ラグナ
※領主が読解にどのように関わるのかは今のところわかっておりません。ご了承お願い致します。
この結果がugの精神的な成長、宗教的な傾向を表すことになります。
以上、皆様の参考になれば幸いです。ご自身の出世データでも試してみてくださいね。
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分割図による鑑定方法の学習については、以下の書籍がお勧めです。
3、4、7、9、10、12、16、20、24各分割図について、詳しく事例を挙げて説明がなされています。
参考
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはノートとしてわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるため以後のChapterでノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回は
b-9-5.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter7星座の16分割22-23
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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b-9-4.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter7星座の16分割17-21
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