a-8-1.ムリチュバーギャ(星座に開いた落とし穴)

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

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インド式占星術では各星座にラグナ(アセンダント)や七つの星、ラーフ・ケートゥそれぞれに対して落とし穴のような場所があります。その名をムリチュバーギャと呼びます。各星座の中でラグナ・星・ラーフ・ケートゥがその度数に入ると、健康面において良くない表示となります。そして実際に障害が出るのは、ムリチュバーギャにある星やその星にドリシュティする星、又はその星と同居している星のアンタラ・ダシャー(ヴィムショタリ・ダシャーの記事を参照のこと)であるとされています。障害の出る部位は、ムリチュバーギャのある室に関わる場所であると言われています。例えば1室でムリチュバーギャに位置する星があれば頭、12室で見つかれば足という具合です。

出生図をご覧になれる方はさらっとで良いので確認しておくことをお勧め致します。今後、どなたかからの依頼で鑑定するような機会がある時も必ず確認してあげてくださいね。以下、度数表となります。

ムリチュバーギャは星・星座毎に完全に違う度数となっており、憶えるのは至難の業です。クンダリー(星の配置図)読み取りの際は度数表を用意して、確認しながら作業を進めると良いでしょう。ムリチュバーギャの範囲は、表の度数を中心に前後1度(30分という説もあり)と憶えておきましょう。度数がぴったりなほど害は大きいようです。

参照

a-7-8.人生の時間割ヴィムショタリ・ダシャー

次回は以前お話ししたドリシュティ(見る)に比べて、力の弱いマイナードリシュティについてお話し致します。

a-8-2.マイナー・ドリシュティ(星の視線)

a-8-1.ムリチュバーギャ(星座に開いた落とし穴)

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a-1-1.インド式占星術

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