a-3-7.金星(基礎)

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

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インドでは金星をシュクラと呼びます。西洋で作ったインド占星術ソフトではVe(ヴィーナス)、インド式表記のソフトではSkと表記されます。どちらであっても見た途端に金星のことだとわかるようにしておくことが、解読方法を身につける上で大切になります。

金星は地球よりも太陽の近くを廻っているため、常に太陽から離れることなく移動しているように見えます。地球から見た太陽との角度は最も離れる時で約47度です。一つの星座は30度なので、太陽のいる星座からみて二つ先、又は、二つ戻った星座の間に金星は必ずいることになります。大まかに見て昼間は私達から見て上に、夜間は下に位置することになります。太陽に連れて星座を移動していくため、太陽と水星ほどではないものの季節よって在住する星座は限定されています。

金星は愛情と精力を表します。愛情が基本なので思いやりや慈しみも金星の範疇です。

グナ(気質)はラジャスです。

パンチャブータ(五元素)水です。

ドーシャ(体質)はカパ・ヴァータです。

古代インドの人々は星に性別をみていました。男性、女性、中性とある中で金星は女性です。

カーストはバラモン(僧侶)です。

占星術では星を個別に吉星・凶星と区分します。愛情は大概において物事を良い方向に向かわせるので、金星は吉星と捉えられています。とは言え、愛情も行き過ぎると甘やかしに繋がります。金星が良くない場合、甘やかしを表すことがあるので憶えておくと良いでしょう。吉星だからと言って、必ずしもいつも良いわけではないということになります。占星術における吉凶判断の難しさがここにあります。

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7つの星は互いに仲が良かったり悪かったりします。一覧がこちらになります。そして、仲が良い星の支配星座にいる時は居心地が良く、仲の悪い星の支配星座にいる時は悪くなります。以下がその関係表です。星の視線であるドリシュティについても再度表を掲示しておきます。

参照図において金星は8室の水瓶座にあります。水瓶座の支配星は土星であり、金星と土星はお互いに仲の良い友好星です。金星はこの星座において友人の家にいる時のようにくつろいでいることになります。金星は水瓶座に位置して、反対側の星座である獅子座を見ています(ドリシュティ)。そして、金星と共に水星も水瓶座に居ることがわかります。水星については水星(基礎)をお読みください。

a-3-5.水星(基礎)

それでは愛情という文言を使ってこの配置から読めることを言い表してみましょう。

8室は弱点・寿命を表します。弱点・寿命を一言で簡単に言うと健康ということになります。この人は健康に対して愛情を注ぐでしょう。健康に対して愛情を注ぐとは、ケアを怠らないということです。土星の支配星座である水瓶座にあることから、この人の愛情には土星が表す我慢・制限が含まれるでしょう。つまり「身体を壊すから無理の無い範囲にしておいたら」「寝る間を惜しんで頑張って、身体を壊しては元も子もないでしょう」というように、相手に制限を求める愛情の示し方をする時があるでしょう。とは言え、友好的な星座にいることにより、この人の愛情は歪んだりすることなく概ね正しい形で発揮されるでしょう。伝達を表す水星が一緒にいるので健康に対する働きかけは速やかに伝達されます。つまり身体に対するケアの効果が出やすい傾向が読み取れます。愛情は2室獅子座が表す生家族にも注がれます。家族の健康に対して愛情を示します。伝達の水星が一緒にいることで、家族への愛情は速やかに相手に伝わることになります。ここにおいてもお友達の家でくつろぐ気分の中で愛情は発揮されるので、この人の愛情は歪んだり滞ったりすることなく発揮されます。

最後に水星と金星が一緒にいる人の特徴として、この人が伝達することは主に愛情についてであることが言えるでしょう。

これがインド式占星術における最も基礎的な読解です。

尚、支配星座と位置する室も考慮した読解については下記を参照してください。

a-4-7.金星支配-室がつながった!

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次回は土星についてお話しします。

a-3-8.土星(基礎)

a-3-7.金星(基礎)

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a-1-1.インド式占星術

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