スポンサーリンク
インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
30-32. ヴィムショーパカの強さを伴うダシャーの効果:おー、優秀なブラフミンよ! 惑星の様々なヴァルガにおけるヴィムショーパカの強さを評価した後、それがどのようであるかに関わらず、その影響を予測する必要があります。 ヴァルガ ヴィムショーパカと一緒に、惑星の上昇と状況も考慮されるべきです。 ヴァルガ ヴィムショーパカは以下に分類されます。 プールナ ヴィムショーパカではプールナとアティ プールナ、マディヤではマディヤとアティ マディヤ、ヒーナではヒーナとアティ ヒーナ、スワルパではスワルパとアティ スワルパです。これらはそれぞれ2種類あります。 惑星のダシャーとアンタラダシャーの影響もそれらヴィムショーパカの強さが考慮されるべきです。
用語
- ヴィムショーパカ:惑星の強さ(20点)
- ダシャー:ダシャー 参照
- ブラフミン:僧侶
- ヴァルガ:分割
- プールナ:充満
- アティ:~勝る、を越えて、の上に、余りに、大変、~以上の
- アティ プールナ:過充満
- マディヤ:中央の、中間の
- アティ マディヤ:中間以上
- ヒーナ:わずか
- アティ ヒーナ:ごくわずか
- スワルパ:少ない
- アティ スワルパ:過少
- アンタラダシャー:中間のダシャー
解説
人生のサイクルを読み取る上で欠かせないのがダシャーです。ダシャーを見て各惑星時期を解読する上で、ヴィムショーパカを考慮することが必要であるとこの詩句は語っています。もし、あなたが高級な有料鑑定を受けることがあるのならば、鑑定の材料としてヴィムショーパカが使われているかどうかを確認した方が良いでしょう。私自身ですが、無料鑑定ではそこまで考慮できておりません。(そもそも私の鑑定は全て学習と善意が目的であるため、お金を取って鑑定したことはありませんけれども)
ダシャーにはいくつかの種類がありますが、惑星の強さを考慮する必要のあるダシャーといえばヴィムショタリ・ダシャーが第一に挙げられるでしょう。同ダシャーについては下記記事をご参照下さい。
分割については、下記記事とChapter7の全記事をご参照ください。
Chapter7の最初に行く
b-8-4.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter7星座の16分割1-4
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)
スポンサーリンク
Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回は
c-2-3.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter8分割の考え方33-36
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
スポンサーリンク
c-2-2.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter8分割の考え方30-32
ブログの最初に戻る。
コメント