c-5-9.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter14第1室の効果1-10

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

1-2 ラグナの支配星が凶星と一緒にいる場合、または6室か8室か12室にある場合、支配星は誕生者から身体的幸福と快適さを奪います。 しかし、支配星のケンドラかトリコーナへの配置は、誕生者が常に身体の快適さを楽しむことを示しています。 ラグナの支配星が燃焼しているか敵対星座または減衰星座にある場合は、病気を引き起こします。ラグナから見てケンドラかトリコーナに配置されている吉星は、すべての病気の破壊者であることが知られています。

3 ラグナまたは月が凶星によってドリシュティされているか、それらと一緒にいて、吉星のドリシュティを欠いている場合、誕生者は健康と快適さを楽しむことはできません。

4 吉星がラグナにある場合、誕生者は魅力的な外観になります。 凶星がそこにあると、彼は見栄えが悪くなります。吉星のラグナ在住、または、ラグナへのドリシュティは、誕生者に身体的な快適さを与えます。

5-7 ラグナの支配星である水星、木星、または金星がケンドラまたはトリコーナにある場合、誕生者は長命で、裕福で、知的で、王のお気に入りになります。 ラグナの支配星が可動星座にあり、吉星のドリシュティがあれば、生まれながらの名声、富、豊富な快楽、身体の快適さがもたらされます。 水星、木星、または金星が月とともにラグナにある場合、または、それらがラグナから見てケンドラにある場合、誕生者は王室の印を授けられます。

8 土星または火星が、牡羊座か牡牛座か獅子座ラグナにある場合、子供は体に胎盤が巻き付いた状態で生まれます。 体は、ナヴァムシャにおける上昇星座のようになります。

9 太陽が四足星座に位置し、他の惑星が強い二重星座にある場合、子供は双子の1人として生まれます。

10 誕生時に太陽と月が一緒の室にあり、同じナヴァムシャで上昇している場合、子供は 3か月の間3人の母親 (看護師) によって育てられ、その後は父親と兄弟によって育てられます。

 

用語

  • 凶星:太陽・欠けていく月・火星・土星、凶星と共にある水星
  • 吉星:満ちていく月・吉星と共にある水星・木星・金星
  • ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点 ※この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと
  • ケンドラ:第1室(本人)・第4室(家・乗り物)・第7室(パートナー)・第10室(仕事)のこと、人生で目に見えやすい4つの要素を表す室をこのように呼ぶ
  • トリコーナ:当該星から数えて1番目(本人)、5番目(創造と息子)、9番目(希望)の室※トリとは3つという意味。本来は第1室・第5室・第9室を指すが、第1室はケンドラなので、トリコーナという場合、通常は第5室・第9室を指す。
  • 燃焼:太陽と一定度数以内にある星のこと
  • ドリシュティ:見るということ、星は自身が位置する室から数えて7番目の室を見ている ※火星は自身のいる室から数えて4番目・7番目・8番目の室に、木星は5番目・7番目・9番目、土星は3番目・7番目・10番目に、それぞれ100%のドリシュティをするとされています。(パラシャラホーラシャストラ等の古典では火星は4番目と8番目、木星は5番目と9番目、土星は3番目と10番目が100%のドリシュティであり、7番目は100%ではないとされています)
  • 可動星座:牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座 ※ 他に固定星座として牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座、二重星座として双子座・乙女座・射手座・魚座がある。
  • 四足星座:牡羊座・牡牛座・獅子座・山羊座の前半・射手座の後半
  • 二重星座:双子座・乙女座・射手座・魚座
  • ナヴァムシャ:出生図における各星座を法則により9分割して再構成したもの

 

解説

詩句10の内容について。太陽と月が一緒の室にある人は12人に1人です。ナヴァムシャでも同室となると3度20分という分割幅内で一緒にいる必要があるので、108人に1人。更にナヴァムシャで上昇しているとなるとその内の更に12人に1人となるので、1,296人に1人の事象となるわけです。少ないと言えば少ないのですが、ナヴァムシャから読み取れる事象は他にも沢山あります。出生図と共にナヴァムシャをも読み取る姿勢がインド式占星術においては重要となります。

 

参考

室の意味については下記記事にて説明しております。ここでの詩句と文言が違う場合がありますが、これは日本人にとって意味を捉えやすいように意訳している部分があるからです。室が意味する物事は限定的ではありません。幅広く捉えるための参考になるでしょう。

a-2-5.室の位置と表意ー上

a-2-6.室の位置と表意ー中

a-2-7.室の位置と表意ー下

敵対星座と減衰星座について

a-2-9.星の居心地

ドリシュティについて

a-3-1.星の視線(ドリシュティ)

可動星座について

a-8-5.可動・固定・二重星座

ナヴァムシャについて

a-7-9.分割図

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

 

次回は

c-6-1.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter14第1室の効果11-15

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

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