a-8-7.惑星の燃焼

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

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太陽は太陽系内で最も大きく、その力は他の惑星を軽く圧倒しています。例えば太陽と同じ方向にある月が見えなくなるように(除く日蝕時)、太陽は惑星の存在を見た目上ではありますが阻害します。そのため、惑星が太陽に近づくと太陽が発する熱によりそれぞれの惑星が表すことについて機能不全が起きると言われています。

インド式占星術では、太陽にある程度以上近づいた惑星について燃焼(コンバースと)していると表現します。出生図を読む場合は、燃焼の有無を見逃さないように注意が必要です。

 

惑星が太陽に近ければ近いほど、燃焼の度合いは高いと言われています。ただし、太陽の具合(高揚・ムーラトリコーナ・減衰等)によって実際の人生における現れ方には違いが出ることを覚えておきましょう。

各惑星の燃焼度数は以下となります。

  • 月:太陽の両側12度以内
  • 水星:巡行中は太陽の両側で14度以内(13度の説もあり)、逆行中の場合は12度以内
  • 金星:巡行中は太陽の両側で10 度以内、逆行中の場合は8度以内
  • 火星:太陽の両側で17度以内
  • 木星は太陽の両側で11度以内
  • 土星:太陽の両側で15度以内

尚、ラーフとケートゥには燃焼はありません。ラーフとケートゥは太陽を隠す存在なので、両者と近い場合に被害を受けるのは太陽の方となります。また、水星は太陽の近くを廻っている為、水星の燃焼はよくあることです。燃焼による機能不全は社会的に許容されていると考えて問題ないでしょう。

※ 月は天文学的には衛星ですが、インド式占星術の技法に則り、この記事では惑星として扱っております。

次回、

a-8-8.マーンディとグリカの特定方法

となります。

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a-8-7.惑星の燃焼

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a-1-1.インド式占星術

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