a-4-9.牡羊座

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

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地球人類にとって12の星座は牡羊座から始まります。何故牡羊座からなのでしょう。地球が所属する太陽系が位置する銀河系の中心が、地球から見て射手座の方向にあることが原因であるとugは想像します。銀河の中心は地球にとって自らを生み出した父親です。そして、銀河の中心がある射手座から数えて、牡羊座は5番目に位置しております。室で習ったように5番目の室は創造と息子を表します。銀河系という父親にとって地球は創造物であり、息子です。地球に生まれる人類も地球の一部なので息子ということになります。故に人類全体にとって牡羊座が最初の星座となるのでしょう。牡羊座から見て射手座は9番目に位置しております。9番目は希望を表しますが、父親をも表します。父と子の関係を矛盾なく説明できると考えます。

尚、インド式占星術では、どうしても出生時間がわからない場合、牡羊座を1室として読み解きます。鑑定する人を地球人類として考えれば、その方法は理にかなっていると言えるでしょう。ただしその場合も星座の境目にある星や、早く動く月の位置については移動の可能性も意識して読み解く必要があります。

誕生時に東の地平線方向(ラグナ)に位置する星座は、その人の本質を表します。これから12回に渡って、12星座がラグナに入った時に現れる本質を見ていきます。インドでは星座に多くの要素を見ているおりますが、ここでは読み解きにおいて最低限のことに留めておきます。最低限とは言え、最も重要な部位を抽出しております。

※社会からの影響に気持ちが左右されやすい人は、月が入っている星座を1室として見た方が特徴を捉えやすいでしょう。

 

牡羊座

南式クンダリ―では常に同じ場所にあります。北式では場所が変わります。牡羊座は1と書かれている室に位置します。

インドではメーシャと呼ばれています。

グナについては支配星のグナと捉えて問題ないでしょう。

牡羊座の支配星は火星です。

パンチャブータ(元素)はです。

ドーシャ(体質)については支配星のドーシャと捉えて問題ないでしょう。

奇数星座なので能動性があります。この星座に位置する星は能動性があるでしょう。

カーストは戦士(クシャトリア)です。リーダーシップと捉える占星術師もいらっしゃいます。

この星座が最高星位となる星は太陽です。0度から10度内において太陽は最も良い表示となります。

この星座の0度から12度内は火星にとってムーラトリコーナの位置となります。最高星位に次いで良い表示です。つまり火星にとってこの星座は全体として居心地の良い支配星座であり、その中でムーラトリコーナに居る時に特に良い部分が発揮されることとなります。

友好的な表示となるのは木星です。

この星座が最低星位となる星は土星です。0度から20度内において土星は最も居心地が悪くなります。

1番目の星座にあたるので、出生時間が不明な場合牡羊座を身体の「頭」に見立てて鑑定します。

 

次回は牡牛座についてお話しします。

a-4-9.牡羊座

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