b-1-2.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter1創造1-4

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

スポンサーリンク

 

昔々、賢者パラシャラを知る全ての人々に尊敬の気持ちを捧げ、マイトレーヤは合掌してパラシャラに尋ねました。 おお、尊い方、占星術とヴェーダの最高の教えには三つの分野があります。すなわち、ホーラ(占星術)、ガニータ(計算)、そして、サンヒター(文献)。この3部門の中で、ホーラは未だに遙に優れています。私はその輝かしい様相をあなたから教わりたいのです。何卒、それらを私にお教えください。それはどのように終末を迎えるのでしょうか。この地球で生まれた人類と天空にある人々との関係について詳しくお教えください。

 

遥か昔の詩句で述べられているように18人の賢者、すなわち、スーリヤ、ピタマハ、ヴィヤーサ、ヴァシシュタ、アトリー、パラシャラ、カシュヤパ、ナラダ、ガルガ、マリーチ、マヌ、アンギラ、ロマーシャ、パウリシャ、チャヤバン、ヤバナ、ブリグ、そして、シャウナカが占星術を創造したと認められています。マイトレーヤは賢者パラシャラの弟子でした。 彼は非常に多くの精神的な知識に辿り着きました。 パンドゥとドゥリタラシュートラの兄弟であるヴィドゥラは神学における天国の問題について話し合うべく、マイトレーヤの所に出向きました。 マイトレーヤは、バガバッド ギータに関連してマハーバーラタで語られています。

 

賢者パラシャラの著書の内、膨大な内容である「ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラ」は今日でも入手でき、全ての研究者に認められている唯一の作品です。賢者パラシャラは、伝説的な聖仙ヴィヤーサの父でした。 彼は「パラシャラ スムリティ」、「パラシャラ サンヒター」、そしてこの教材である「パラシャラ ホーラ シャストラ」の著者でした。絶対的なブラフマ(創造神)の息子であるナラダが、彼の父から占星術とヴェーダ(知識)の指導を受け、それらを賢者シャウナカに教えたと伝えられています。 故に賢者シャウナカはヴェーダに精通し、「リグ ヴェーダ」というサブヴェーダの聖典を書いたと古代の古典では語られています。パラシャラは賢者シャウナカから学んだ弟子でした。

 

他のいくつかの宗教書と同様に「ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラ」は対話形式で書かれています。 賢者マイトレーヤが彼の師匠である賢者パラシャラに教えを請います。教師は弟子に占星術の秘術を至福と共に説明します。

 

3つの五蘊(仏教における色蘊・受蘊・想蘊・行蘊・識蘊の総称)、または、サンヒター、ホーラ、シッダーンタ(ガニータ)という占星術の部門があります。

 

新しい経験をする人が舞台に立つ時、彼は困難な問題を解決し、様々な方法で好奇心を満たします。 占星術である「サンヒター シャストラ」が最初に誕生したのは、これらの啓示をまとめる手段としてでした。私達は夢を通して善と悪の影響を、臓器や筋肉のけいれんにより縁起の良し悪しの知識を、手相占い等のムーヴィメントを、この科学の一分野において詳細な解説を取得します(サンヒターと呼ばれるいくつかの分野の知識、記号とルールの整理と収集)。 今日入手可能なサンヒターの本には、「ブリハット サンヒター」、「ナラダ サンヒター」、「ガルグ サンヒター」などがあります。

 

出生時間・出生地・出生日に基づいた人生で起こることの予測は、「ホーラ サンヒター」で学ばれます。賢者パラシャラの名前はこの本の内容のようにとても輝かしいものです。宇宙の創造から破壊までの惑星の配置と動きの計算は、シッダーンタ、または、ガニータと呼ばれます。

 

最初の段落が、マイトレーヤによるパラシャラへの語りかけであり、2段落目からは内容についての解説なのでしょう。同じことが繰り返し書かれていることから後世に書かれたもので、追記した年代が違うのかもしれません。解説を解説するのも野暮なので、ここでは生に少しでも近い文章を味わっていただきましょう。サンスクリットは聖なる音の言語と言われ、音そのものが脳に直接影響を与えると考えられています。ですからわからなくても良いのです。いつの日か、「シャストラ」とか「サンヒター」と耳にした時に、おぼろげながらでもイメージが浮かぶようになることが大事だと思われます。尚、マハーバーラタは、インドだけでなく南インドの多くの国で知らない者のない、大叙事詩です。ugは以前にインドネシアの中部ジャワやバリ島の音楽を学んでいた関係で何度か読了しておりますが、一般的な日本人ではご存じない方も多いでしょう。文庫でもいくつか出版されているので、読んでご覧になることをお勧めします。マハーバーラタに出てくる人物が創成に関わっているというそのことだけで、南アジアの人間ならば遥か昔からの伝統ある学問なのだと即座に理解するでしょう。バガバッド ギータもマハーバーラタの中で出てくる非常に長い詩であり、この詩に関わる人物であるマイトレーヤが聞き手であるということで、この教則本の格調が高いことを古代インド亜大陸の文化を受け継いでいる南アジアの人々ならば瞬時に悟るでしょう。創造神ブラフマから伝わったという話もまたしかり。学ぶ者にこの学問の凄さを知らしめようとして記述されたものと思われます。

朗報が一つあります。現代においてインド式占星術を学ぶ人は惑星の動きを計算するためのシッダーンタ、ガニータを身に付ける必要がありません。これが30年前なら、星の配置図であるクンダリーを作るだけでも大変なことだったでしょう。ましてや分割図など言わずもがなです。私自身は惑星の軌道計算の書籍を一応さらいましたが、実際に鑑定の度に計算しなければならない環境だったならば、とっくの昔にインド式占星術の研究など辞めていたことでしょう。

※日本に起きた、古代インド仏教を真似た新興宗教において使われる名詞が出てくることもあるでしょう(例:グル=意味は教師であり、南アジアで普通に使われている新興宗教とは関係のない単語です)。元の文化を尊重してそのまま使いますが、このブログの作者であるugは新興宗教とは一切関りがないことを予めご理解いただきますようお願い致します。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性がありますことをご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。

次回はChapter1 創造 5-8 となります。

b-1-3.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter1創造5-8

改めて翻訳してみたのですが、非常に大変な作業です。正直に言って、私が生きている内に終えられる自信がなくなっております。既に日本語翻訳版が電子書籍で出版されております。下記がリンクとなっているので、そちらを読まれることをお勧めします。

スポンサーリンク

b-1-2.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter1創造1-4

ブログの最初に戻る。

a-1-1.インド式占星術

スポンサーリンク

コメント