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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基！
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう！
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
※ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラはブログ記事のタイトルとして長すぎるので、賢者パラシャラの占星術と表示させていただくことにしました。
8-9 カーラ バラまたは一時的な強さ：イシュタ カーラ (出生時刻) と真夜中の差はウンナタと呼ばれます。ウンナタが30ガティから差し引かれると、その差はナタと呼ばれます。ナタのガティなどが2倍になると、月、火星、土星の強さ (カーラ バラ) が得られます。また、ナタが 0 から差し引かれると、太陽、木星、金星のナトナタ バラ (ナタ バラとウンナタ バラの両方) が得られます。ただし、水星のナトナタ バラは常に満ちています（1ルパまたは 60ヴィルパ)。
用語
- イシュタ カーラ ：出生時刻
- ウンナタ：午前０時からイシュタ カーラを引いた時間
- ナタ：30ガティ（720分＝12時間）からウンナタを引いた時
- 1ガティ：24分
- カラ：時間
- ルパ：星の強さの単位
- ヴィルパ：1ルパの1/60
解説
「ナタのガティなどが2倍になると～」とは、「ウンナタやナタを2倍にすると」ということです。月、火星、土星は夜の時間帯に強く、太陽、木星、金星は昼の時間帯に強いとされています。
具体的にいうと、月、火星、土星は真夜中に生まれた場合６０ヴィルパ、正午の場合は０ヴィルパとなります。太陽、木星、金星はその逆で正午に誕生した人は６０ヴィルパ、真夜中の場合は０ヴィルパとなるわけです。水星は常に６０ヴィルパです。
つまり、たまたま午後６時という正午と真夜中間のど真ん中に生まれたugは、多少の誤差があれど水星が６０ヴィルパ、その他の6星は30ヴィルパと推察されるわけです。
※日本語媒体でカーラ バラに触れられているものがほとんど無いので情報に限りがあります。認識が違ったらごめんなさいm(_ _)m
尚、有料のインド占星術ソフトであれば細かい数値は全て計算してくれますからご安心ください。算出についてはソフトに任せて、概念理解に注力されることをお勧めします。
次回は
d-5-4.賢者パラシャラの占星術 Chapter29 強さの評価10-11
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※当ブログでのパラシャラホーラシャストラは、サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、お読みいただければ幸いです。
尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
ではこのブログ記事は必要ないのではないかと疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。残念ながら必要です。それは下記書物をお読みいただければご理解いただけるでしょう。
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d-5-3.賢者パラシャラの占星術 Chapter29 強さの評価8-9
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