b-3-1.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質21-22

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

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賢者パラシャラの返事(続き):

21 惑星のカースト:木星と金星のヴァルナまたはカーストはバラモンであり、おおブラフミンよ、太陽と火星はクシャトリアまたは王家の惑星、月と水星は商人の集団に、土星はシュードラヴァルナに属しています。

22 おおブラフミンよ、発光天体(太陽と月)と木星はサトヴィカ惑星であり、金星と水星はラジャシカです。 火星と土星はタマシカのものです。

※ここでいう惑星とは天文学における惑星ではありません。恒星である太陽、衛星である月、物質として存在しないラーフ・ケートゥを併せたものがインド式占星術でいうところの惑星であり、通常はグラハと呼ばれています。

用語

  • カースト:インドにおける階級制度(広義)
  • ヴァルナ:インドにおける階級制度(狭義)
  • バラモン:僧侶階級
  • クシャトリア:王、貴族階級
  • シュードラ:使われる側の階級(一般的に当てはめられている日本語訳がありますが、当ブログでは農民とさせていただいております)
  • ブラフミン:僧侶(ここではパラシャラの弟子であるマイトレーヤを意味する)
  • サトヴィカ:純(グナの一つ)
  • ラジャシカ:激(情熱)(グナの一つ)
  • タマシカ:暗(惰)(グナの一つ)

 

参照記事

カースト

a-1-8.カースト

グナ

a-1-3.グナ(気質)

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはノートとしてわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるため以後のChapterでノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

 

次回はChapter3 惑星の表意と性質 23 -30 となります。

b-3-2.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質23-30

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

 

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