b-2-8.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質12-17

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

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賢者パラシャラの返事(続き):

12-13 太陽はすべての魂です。 月は心です。 火星は人の強さです。水星は発言の提供者であり、一方、木星は知識と喜びを授けます。金星は精液(精力)を統治し、土星は悲しみの元を示します。

14-15 惑星の閣:太陽と月は国王の地位にあり、火星は軍の参謀総長です。 水星は生まれながらの王子であり、木星と金星は大臣の惑星です。 土星は使用人であり、ラーフとケートゥは軍人の惑星です。 おお、ヴィプラ、惑星、太陽などはこの序列で考えられます。

16-17 惑星の肌の色:日の主である太陽は血のような赤、月は黄褐色、身長の高くない火星は高貴な僧侶、木星、金星、そして、土星は、黄褐色、多様、黒っぽいと知られる必要があります。

※ここでいう惑星とは天文学における惑星ではありません。恒星である太陽、衛星である月、物質として存在しないラーフ・ケートゥを併せたものがインド式占星術でいうところの惑星であり、通常はグラハと呼ばれています。

 

用語

  • ラーフ:地球から見た太陽の軌道である黄道と、月の軌道である白道の交点の内、北半球に位置する点
  • ケートゥ:地球から見た太陽の軌道である黄道と、月の軌道である白道の交点の内、南半球に位置する点
  • ヴィプラ:知識に恵まれている僧侶、月を表す名前 ※月を含んだ話をしているので、どちらにしても文意を誤解することはありませんが、呼びかけの「おお」が文頭にあるため、この場合は僧侶とした方がしっくりくるでしょう。気になる方は下記のサンスクリット→日本語の本でお確かめくださいますようにお願い致します。

 

解説

16-17で書かれている惑星の肌の色についてですが、日本人にそのまま当てはまるものではありません。ご注意をお願い致します。

 

参照記事

ラーフ・ケートゥ

a-2-3.ラーフとケートゥ

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはノートとしてわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるため以後のChapterでノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

 

次回はChapter3 惑星の表意と性質 18-20 となります。

b-2-9.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質18-20

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

 

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