a-4-7.金星支配-室がつながった!

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

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金星(基礎)において行った読解が下記になります。

8室は弱点・寿命を表します。弱点・寿命を一言で簡単に言うと健康ということになります。この人は健康に対して愛情を注ぐでしょう。健康に対して愛情を注ぐとは、ケアを怠らないということです。土星の支配星座である水瓶座にあることから、この人の愛情には土星が表す我慢・制限が含まれるでしょう。つまり「身体を壊すから無理の無い範囲にしておいたら」「寝る間を惜しんで頑張って、身体を壊しては元も子もないでしょう」というように、相手に制限を求める愛情の示し方をする時があるでしょう。とは言え、友好的な星座にいることにより、この人の愛情は歪んだりすることなく概ね正しい形で発揮されるでしょう。伝達を表す水星が一緒にいるので健康に対する働きかけは速やかに伝達されます。つまり身体に対するケアの効果が出やすい傾向が読み取れます。愛情は2室獅子座が表す生家族にも注がれます。家族の健康に対して愛情を示します。伝達の水星が一緒にいることで、家族への愛情は速やかに相手に伝わることになります。ここにおいてもお友達の家でくつろぐ気分の中で愛情は発揮されるので、この人の愛情は歪んだり滞ったりすることなく発揮されます。水星と金星が一緒にいる人の特徴として、この人が伝達することは主に愛情についてであることが言えるでしょう。

a-3-7.金星(基礎)

ここでは金星が天秤座・牡牛座を支配していて、それぞれ家と乗り物を表す4室、結果を表す11室にあることは考慮されておりません。インド式占星術において支配星座がどの室に位置しているのかはとても重要です。支配星座が位置する室をその星が支配していることになるからです。支配している室と在住している室は星を通してつながります。これは鑑定内容に大きく影響します。

実際にやってみましょう。

支配星座の図表がこちらです。

星座と支配星の関係は必ず覚えましょう。

では、鑑定する星の配置図を見てみましょう。

基礎で学んだように、配置図を元に星の状況を読み取ります。

4室天秤座・11室牡牛座を支配する金星は土星が支配する8室水瓶座に水星と共にあります。そして8室から生家族を表す2室をドリシュティ(見る)しています。2室は太陽が支配する獅子座が位置しています。

それでは金星が表す愛情、水星が表す伝達、土星が表す遅れ、太陽が表す魂・自我・祖先、それに、2室が表す生家族、4室が表す家・乗り物、8室が表す弱点・寿命、11室が表す結果という言葉を用いて文章化してみましょう。最初に基礎で読んだ読解、続いて今回の読解となります。室同志のつながりを意識して読んでみましょう。ただし、今回水星・金星の二つが同じ室に集合しています。基礎段階の方々が読解するには複雑なので、水星の支配星座については端折って読解します。

8室は弱点・寿命を表します。弱点・寿命を一言で簡単に言うと健康ということになります。この人は健康に対して愛情を注ぐでしょう。健康に対して愛情を注ぐとは、ケアを怠らないということです。土星の支配星座である水瓶座にあることから、この人の愛情には土星が表す我慢・制限が含まれるでしょう。つまり「身体を壊すから無理の無い範囲にしておいたら」「寝る間を惜しんで頑張って、身体を壊しては元も子もないでしょう」というように、相手に制限を求める愛情の示し方をする時があるでしょう。とは言え、友好的な星座にいることにより、この人の愛情は歪んだりすることなく概ね正しい形で発揮されるでしょう。伝達を表す水星が一緒にいるので健康に対する働きかけは速やかに伝達されます。つまり身体に対するケアの効果が出やすい傾向が読み取れます。愛情は2室獅子座が表す生家族にも注がれます。家族の健康に対して愛情を示します。伝達の水星が一緒にいることで、家族への愛情は速やかに相手に伝わることになります。ここにおいてもお友達の家でくつろぐ気分の中で愛情は発揮されるので、この人の愛情は歪んだり滞ったりすることなく発揮されます。水星と金星が一緒にいる人の特徴として、この人が伝達することは主に愛情についてであることが言えるでしょう。

家や乗り物いわゆる家庭と結果が結びついたものがこの人の愛情です。愛情は寿命と弱点に注ぎ込まれます。寿命と弱点とは大きく捉えれば健康ということになります。では健康とは何か。健とはにんべんに建てると書き、人が真直ぐ立っている状態です。康は米を脱穀している様子を表します。つまり食べ物があることで安心できて、人が真直ぐ建てることの為に愛情は注がれます。そして、健康を伴った愛情は、生家族、ひいては魂・自我・祖先に向けられます。生家族は実家ですが、大きく、誕生地(出身地)、更に誕生した国家でもあります。

8室から2室へのドリシュティ(見る)が人生の中でどのように表現されるのかは難しい問題ですね。一つ考え方をお話しします。2室は生家族を表す室であると共に、8室から見て7室目でもあります。7室目は妻と相棒です。更に家を出て経験する外界でもあります。とすると、妻や仕事仲間、人生の中で相対する人達に対して愛情を向ける性質が見えてきます。そして土星支配星座にあることで、読解で書いたように「身体を壊すから無理の無い範囲にしておいたら」「寝る間を惜しんで頑張って、身体を壊しては元も子もないでしょう」というような、相手に制限を求める愛情の示し方が見えてくることになります。

私もインド式占星術に触れ始めた当初は全くわかりませんでした。今後の人生を余生と言える時期になってようやくつかめてきたような気がしています。

皆さんも自分の星の配置を読み解こうとする中で、自分自身の人生を何度も振り返ることになるでしょう。その振り返りは皆さん自身の人生をも豊かにするとともに、読み解く能力の向上につながっていくことでしょう。そのような経験を繰り返すことで必ず読めるようになります。焦らず前に進みましょう!

次回は土星についてお話しします。

a-4-8.土星支配-室がつながった!

a-4-7.金星支配-室がつながった!

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a-1-1.インド式占星術

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