d-2-5.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果109-114

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

109 第10室の支配星はラグナに置かれるべきか。誕生者は学識があり、有名になり、詩人になり、幼少期には病気を患うが、後には幸せになり、その富は日に日に増加するでしょう。

110 第10室の支配星が第2室を占めている場合、誕生者は裕福で高潔で、国王(または政府)の寛大な栄誉を受け、父方その他の至福に恵まれるでしょう。

111 第10室の支配星が第3室に置かれる場合、誕生者は兄弟や召使いからの幸福を享受し、勇敢、高潔、雄弁、誠実になるでしょう。

112 第10室の支配星が第4室に置かれる場合、誕生者は幸福を享受し、母親に献身し、母親の福祉に関心を持ち、乗り物、土地、家を持ち、高潔で裕福になるでしょう。

113 第10室の支配星が第5室に配置された場合、誕生者はあらゆる種類の学習に恵まれ、常に明るく、裕福で、息子に恵まれます。

114 第10室の支配星が第6室に落ちた場合、誕生者は、たとえ知恵に満ちているにしても、父方の至福を失い、富を失い、敵に悩まされるでしょう。

 

用語

  • 支配星:星座の主の事、牡羊座は火星に、牡牛座は金星に、双子座は水星に、蟹座は月に、獅子座は太陽に、乙女座は水星に、天秤座は金星に、蠍座は火星に、射手座は木星に、山羊座と水瓶座は土星に、魚座は木星に支配されている
  • ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点 ※この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと

 

解説

ugの場合は112の詩句に当てはまります。若い頃、長く海外旅行をしていたり、はたまた、35歳近くまでバイト生活をしていたため生涯賃金が少ない割に車・家・土地を所有していたりしますので、当たっていると思います。そのように自分の出生図がどの詩句に当てはまっているのか考えることが、インド式占星術習得の遠いようで近道かもしれませんね。

 

参考

支配星について

a-2-2.星座支配

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

 

次回は

d-2-6.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26 室の支配星の効果 115-

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

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