d-1-2.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果37-42

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

37 第4室の支配星がラグナにある場合、誕生者は学習、美徳、装飾品、土地、乗り物、母方の幸福に恵まれます。

38 第4室の支配星が第2室(富の室)を占領した場合、先住民は喜びを楽しみ、あらゆる種類の富、家庭生活、名誉に恵まれ、冒険をするでしょう。 彼は狡猾で欺瞞的な性質を持つでしょう。

39 第4室の支配星が第3室にある場合、誕生者は勇敢で、召使をかかえ、寛大で徳があり、計画的であり、自力で得た富を持ち、病気にならないでしょう。

40 第4室の支配星が第4室を占めている場合、その誕生者は聖職に昇進し、あらゆる種類の富を所有し、熟練し、高潔で、名誉があり、学識があり、幸せで、妻に対してよく接するでしょう。

41 第4室の支配星が第5室にある場合、その人は幸せで、誰からも好かれ、ヴィシュヌ神の信奉者で、高潔で名誉があり、自分で得た富を所有するでしょう。

42 第4室の支配星が第6室(敵の室)に落ちた場合、誕生者は母方の幸福を失うでしょう。 彼は怒りにさらされ、泥棒となり、性格に問題があり、わがままで凶暴な男となるでしょう。

 

用語

  • ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点 ※この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと
  • 支配星:星座の主の事、牡羊座は火星に、牡牛座は金星に、双子座は水星に、蟹座は月に、獅子座は太陽に、乙女座は水星に、天秤座は金星に、蠍座は火星に、射手座は木星に、山羊座と水瓶座は土星に、魚座は木星に支配されている
  • ヴィシュヌ:維持を司るヒンドゥ教の神

 

解説

良いことも悪いことも起こるかどうかは全体との関り次第です。ですので、詩句が語る現象は「そのような傾向がある」程度に捉えた方が良いでしょう。悪い表示があってもそこに吉星の影響があれば緩和されます。逆もまたしかり。良い表示だと思っても、なんらかの凶星との関りがあれば期待ほどでないことも多いものです。

 

参考

支配星について

a-2-2.星座支配

ラグナについて

a-2-5.室の位置と表意ー上

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

 

次回は

d-1-3.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果43-48

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

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