d-5-4.賢者パラシャラの占星術 Chapter29 強さの評価10-11

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

※ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラはブログ記事のタイトルとして長すぎるので、賢者パラシャラの占星術と表示させていただくことにしました。

 

10-11 パクシャ バラ:月の経度から太陽の経度を差し引きます。差が 6 星座を超える場合はそれをさらに12から差し引きます。次にその残りを度数に変換し、3で割ることで吉星のパクシャ バラを算出します。60から有益な惑星のパクシャ バラを差し引くと、それが残りの星のパクシャ バラとなります。

 

用語

  • パクシャ バラ:月の満ち欠けを元に算出される星の強さ

 

解説

パクシャ バラは月の満ち欠けが元となるが故に太陽との経度差から算出されることになります。初学者段階では、この計算方法を細かく知る必要はそれほどないと思います。

この詩句における吉星とは、月・木星・金星、残りの星とは、太陽・火星・土星です。これら星の強弱が、水星が表す分野に反映されるのだと理解しましょう。

月は、新月の翌々日から2週間ほどをかけて強くなり、満月の翌々日から同じく弱くなる。そして月が強くなる期間は吉星が、弱くなる時は残りの星が強くなるのだという簡単な原理を覚えておくのが良いでしょう。

※日本語媒体でパクシャ バラに触れられているものがほとんど無いので情報に限りがあります。認識が違ったらごめんなさいm(_ _)m

尚、有料のインド占星術ソフトであれば細かい数値は全て計算してくれますからご安心ください。算出についてはソフトに任せて、概念理解に注力されることをお勧めします。

 

次回は

d-5-5.賢者パラシャラの占星術 Chapter29 強さの評価12~

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※当ブログでのパラシャラホーラシャストラは、サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、お読みいただければ幸いです。

尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

ではこのブログ記事は必要ないのではないかと疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。残念ながら必要です。それは下記書物をお読みいただければご理解いただけるでしょう。

 

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