c-4-4.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter11生まれながらの凶意3-6

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

3-6 月がラグナから数えて第6室、第8室、第12室 (トリックハウス) にあり、凶星のドリシュティがある場合、誕生者の死はすぐに発生します。 吉星がドリシュティする場合、8年目に発生します。 逆行する有益な惑星でさえ、凶星のドリシュティがある場合は月のように死をもたらします。 ラグナがそれ自体に吉星からのドリシュティがない場合、子供は誕生から1か月以内に死亡します。 ラグナから数えて第5室が土星、火星、太陽、月で占められている場合、すぐに母親と兄弟が死亡します。 火星がラグナ(第1室)に配置され、太陽または土星と結合しており、吉星によってドリシュティされていない場合、その配置は即座に誕生者の死を引き起こします. また、火星が土星と太陽とともに第8室に配置されると、直接的な死の原因になることも証明されます。

 

用語

  • ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点
  • トリックハウス:ラグナから数えて第6・8・9室の総称(謀略の室という意味。第6室は敵を第8室は寿命を第12室は損失を表すため、凶星が入った場合良くない事象が起こりやすいとされている)
  • ドリシュティ:見るということ ※火星はそこから数えて4番目・7番目・8番目の室に、木星は5番目・7番目・9番目の室に、土星は3番目・7番目・10番目に、それぞれ100%のドリシュティをするとされています。(パラシャラホーラシャストラ等の古典では火星は4番目と8番目、木星は5番目と9番目、土星は3番目と10番目が100%のドリシュティであり、7番目は100%ではないとされています)

 

解説

読むと怖くなることばかり書かれている詩句です。ただ、吉星のドリシュティ(マイナードリシュティ含む)によってキャンセルになることも多いので、怖がり過ぎないことが肝要です。良い配置ばかりの人も悪い配置ばかりの人もいませんので、人生なんてそんなもんだと腹を括りましょう。

 

参照

ドリシュティについて

]a-3-1.星の視線(ドリシュティ)

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

 

次回は

c-4-5.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter11生まれながらの凶意7-11

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

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