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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
賢者パラシャラの返事(続き):
56 一時的な関係、または、占星術的関係: 10番目、4番目、11番目、3番目、2番目、または12番目に位置する太陽等の惑星は、友人同士です。 これらの場所以外にいる場合は敵として行動します。
※ここでいう惑星とは天文学における惑星ではありません。恒星である太陽、衛星である月、物質として存在しないラーフ・ケートゥを併せたものがインド式占星術でいうところの惑星であり、通常はグラハと呼ばれています。
用語
- 友人:この場合は一時な友好関係となる
- 敵:この場合は一時な敵対関係となる
解説
前回までの詩句では生来的関係について述べられていました。今回はクンダリー(星座と星の配置図)における星の一時的な関係について語られています。言葉だけでは解り辛いので、私のクンダリー(出生時の星座と星の配置図)で考えてみます。
1室にある木星を主体として考えてみます。2~4室、10~12室に入っている星が一時的な友人、それ以外は一時的な敵ということです。つまり「読みたい星から見て天球全体の半分より近くの星は友人、そうでない遠い場所にある星は敵」という関係が一時的に出来上がるということです。このクンダリーにおいては、主体である木星と友人関係になる星は4室に位置する月と火星、敵となるのは7室太陽、8室水星と金星、そして、9室土星ということになります。
高揚から敵対までの生来的関係と、ここで示される一時的関係を併せて読むことで、鑑定の精度は格段に高くなるでしょう。
参照記事
生来的関係について
前回記事
b-4-5.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質55
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはノートとしてわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるため以後のChapterでノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回はChapter3 惑星の表意と性質 57-58となります。
b-4-7.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質57-58
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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b-4-6.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質56
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