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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
61 もし第6室の支配星がラグナにある場合、その誕生者は病弱で、有名で、親戚に対して敵意を持ち、冒険好きで高潔な人物となるでしょう。
62 第6室の支配星が第2室に落ちた場合、その誕生者は冒険家で、家族の中で有名で、異国や外国に住み、幸せで、話し上手で、常に自分の仕事に興味を持っています。
63 もし第6室の支配星が第3室にあるならば、その誕生者は怒りに駆られ、勇気を失い、兄弟全員に敵意を抱き、不従順な召使いを持つことになるでしょう。
64 第6室の支配星が第4室にある場合、その誕生者は母性的な幸福を欠き、知的で、告げ口屋となり、嫉妬深く、気まぐれで、非常に裕福になります。
65 第6室の支配星が第5室を占める場合、その誕生者の富は常に変動し、息子や友人と共に敵意を抱き、幸せで利己的で親切になるでしょう。
66 第6室の支配星が第6室にある場合、誕生者は自分の親族に対して敵意を抱き、他人に対しては友情を抱き、富などの点で平凡な幸福しか持たないでしょう。
用語
- 支配星:星座の主の事、牡羊座は火星に、牡牛座は金星に、双子座は水星に、蟹座は月に、獅子座は太陽に、乙女座は水星に、天秤座は金星に、蠍座は火星に、射手座は木星に、山羊座と水瓶座は土星に、魚座は木星に支配されている
- ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点 ※この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと
解説
敵等の困難を表す第6室ですが、支配星が行った先の室によっては、意外に良い表示となったりするのがわかる詩句です。これは、当該詩句が第6室から数えて何番目の室なのかを考えてみると解り易いでしょう。
参考
支配星について
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回は
d-1-7.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果67-72
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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d-1-6.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果61-66
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