c-8-3.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter22第9室の効果1-9

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

1-2 おお、ブラフミンよ、今、私はあなたの前で第9室の効果について話します。強力な第9室の支配星が第9室にいる場合、その人は幸運です。木星が第9室に置かれ、第9室の支配星がケンドラにあり、ラグナの支配星が力を与えられている場合、この組み合わせで彼は非常に幸運になります。

3 誕生者の12星座図において第9室の支配星に力が与えられ、金星が第9室に置かれ、木星がラグナから見てケンドラにあるとき、誕生者の父親は幸運です。

4 火星が第9室からみて第2室か第4室にあり、第9室の支配星が減衰星座にある場合、誕生者の父親は困窮しています。

5 出生図で第9室の支配星が非常に高い地位におり、ナヴァマムシャの第9室が木星に占められており、ラグナから見てケンドラに金星が置かれていることで、その誕生者の父親は長生きします。

6 第9室の支配星がケンドラにあり、木星にドリシュティされている場合、誕生者の父親は乗り物を授けられた王になるか、王と同等になります。

7 第9室の支配星が第10室にあり、第10室の支配星が第9室にあり、吉星のドリシュティがある場合、誕生者の父親は裕福で有名になります。

8-9 太陽が彼の最高の高揚にあり、第9室の支配星が第11室にある場合、誕生者は宗教的で、王のお気に入りであり、父親に献身的です。太陽がラグナから見てトリコーナにある場合、第9室の支配星が第7室にいて、木星と結合しているか、木星からドリシュティされている場合、誕生者は父親に素晴らしく献身的になります。

 

用語

  • ブラフミン:僧侶(ここではパラシャラの弟子であるマイトレーヤを意味する)
  • 支配星:太陽-獅子座・月-蟹座・火星-牡羊座と蠍座・水星-双子座と乙女座・木星-射手座と魚座・金星-牡牛座と天秤座・土星-山羊座と水瓶座を支配している
  • ケンドラ:第1室(本人)・第4室(家・乗り物)・第7室(パートナー)・第10室(仕事)のこと、人生で目に見えやすい4つの要素を表す室をこのように呼ぶ
  • ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点 ※この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと
  • 減衰星座:最低星位にある星を減衰しているという、太陽:天秤座0-10度、月:蠍座0-3度、火星:蟹座0-28度、水星:魚座0-15度、木星:山羊座0-5度、金星:乙女座0-27度、土星:牡羊座0-20度(各星が減衰する範囲)
  • ナヴァマムシャ:ナヴァームシャ、9分割
  • ドリシュティ:見るということ、星は自身が位置する室から数えて7番目の室を見ている ※火星は自身のいる室から数えて4番目・7番目・8番目の室に、木星は5番目・7番目・9番目、土星は3番目・7番目・10番目に、それぞれ100%のドリシュティをするとされています。(パラシャラホーラシャストラ等の古典では火星は4番目と8番目、木星は5番目と9番目、土星は3番目と10番目が100%のドリシュティであり、7番目は100%ではないとされています)
  • 吉星:満ちていく月・吉星と共にある水星・木星・金星
  • 高揚:最高星位にある星を高揚しているという、太陽:牡羊座0-10度、月:牡牛座0-3度、火星:山羊座0-28度、水星:乙女座0-15度、木星:蟹座0-5度、金星:魚座0-27度、土星:天秤座0-20度
  • トリコーナ:第1室(本人)・第5室(創造と息子)・第9室(希望)等三つの室のこと※トリとは3つという意味。本来は第1室・第5室・第9室を指すが、第1室はケンドラでもあるため、トリコーナという場合、通常は第5室・第9室を指す。

 

解説

第9室から父親について読み取れることが良くわかる詩句が散りばめられていますね。

詩句4の「火星が第9室からみて第2室か第4室にあり…」とは、火星が第10室か第12室にあるということです。どの室についても言えることですが、ある室について考える時は、その室を第1室として読解することが必要となります。つまり、誕生者の父親や宗教的な面などについて考える場合は第9室から見て何室というように、第9室を中心に星やそれらの支配星座の配置を考えることが肝要なわけです。

 

参考

各室の意味については下記記事にて説明しております。ここでの詩句と文言が違う場合がありますが、これは日本人にとって意味を捉えやすいように意訳している部分があるからです。室が意味する物事は限定的ではありません。幅広く捉えるための参考になるでしょう。

a-2-5.室の位置と表意ー上

a-2-6.室の位置と表意ー中

a-2-7.室の位置と表意ー下

減衰・高揚星座について

a-2-9.星の居心地

ドリシュティについて

a-3-1.星の視線(ドリシュティ)

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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次回は

c-8-4.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter22第9室の効果10-25

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

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