d-3-5.賢者パラシャラの占星術 Chapter27 影の惑星の影響20-25

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基！
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう！

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KNラオ著清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

※ブリハットパラシャラホーラシャストラはブログ記事のタイトルとして長すぎるので、賢者パラシャラの占星術と表示させていただくことにしました。

20 ヴィヤティパタが第7室を占めている場合、誕生者は富、妻、息子を失うか、妻に支配され、惨めで恥知らずで他人に友好的になるでしょう。

21 ヴィヤティパタが第8室に落ちた場合、誕生者は目が奇形になり、醜く、不幸で、僧侶に対して意地悪で、血液疾患に悩まされるでしょう。

22 ヴィヤティパタが第9室にある場合、誕生者はさまざまな種類の事業を得て、多くの友人を持ち、非常に学識があり、妻に対してよく接し、雄弁になるでしょう。

23 ヴィヤティパタが第10室に置かれている場合、誕生者は裕福で信心深く、宗教行為に大きな関心を持ち、非常に賢明で知的で先見の明があるでしょう。

24 ヴィヤティパタが第11室に置かれた場合、誕生者は非常に裕福で、名誉があり、誠実で、思慮深く、多くの馬に恵まれ、歌うことに興味があるでしょう。

25 ヴィヤティパタが第12室に置かれた場合、その人は怒りやすくなり、多くの活動をし、障害を持ち、無宗教になり、自分の親戚を憎むでしょう。

用語

ヴィヤティパタ（パタ）：ドゥーマから位置が算出される影の惑星、360度（つまり魚座の最後）からドゥーマの度数（0度からドゥーマまで）を引いた度数

解説

影の惑星は、基本的性質として人生に良くない影を落とすものですが、第9室、第10室、第11室にあるヴィヤティパタはそうではないようです。ざっと見たところでは、地面の下にある時より地面の上にある時の方が比較的良い性質を誕生者に与えているように思えます。（あくまでもugが受けた印象であり、そのような教えや説があるわけではありません）

参考

影の惑星位置の求め方

b-4-9.ブリハットパラシャラホーラシャストラChapter3惑星の表意と性質61-65

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。（著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません）

Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes