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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
言葉では言い表せない、始まりと終わりのない、全ての事物の主であり、穢れの無い精神を持ち、創造の主であり、3つのグナを授けられている主ヴィシュヌは、グナの縛りを超越し(すなわち彼はグナティータ)、宇宙の創造主であり、栄誉をもち、原理であり、勇気に恵まれており、戯れとして彼の力の内4分の1で宇宙の創造とその管理をしています。 神々の飲み物で満たされたもう一方の3フィート(4分の3)は、物事の本質を知る成熟した哲学者だけに知られています。 知覚できるもの、できないもの両方の主宰者は主ヴァス デーヴァ(ヴィシュヌの別名)です。主ヴィシュヌの知覚できない部分には二重の力が、知覚できる部分には三重の力が与えられています。
用語
- ヴィシュヌ:維持を司るヒンドゥ教の神
- グナティータ:グナを超越した存在
- ヴァス デーヴァ:ヴィシュヌの別名
ヴィシュヌについての説明です。ヴィシュヌは創造、維持、破壊を司るヒンドゥ教の三形態の内の一つであり、維持を司ると伝承されています。ここからはug独自の考えとなりますが、創造、維持、破壊とはすなわち時間のことではないでしょうか。地球上において、全ての生物に対して公平に力を及ぼすものを神と称するならば、ビシュヌは維持を司る形態として、神と呼ばれる存在と考えてもあながち間違いではなさそうです。
※時間は光の速度に近づくほど流れがゆっくりになります。地球は宇宙の膨張力の波に乗りつつ太陽の周りを廻っており、その太陽は銀河系の周りを廻っています。宇宙の膨張速度と共に、銀河系の周囲を太陽系が廻る速度、太陽の周囲を地球が廻る速度、そして、地球の軸の周りを地表が廻る速度さえも時間の流れに影響を与えることになります。そして、赤道付近と極地では地球上での回転速度が違いますし、高い山の上と平地でもまた地球軸を廻る速度に違いがあります。ある時は宇宙の膨張方向と同方向、また、時には逆に進むこともあるでしょう。そのことにより時間には揺らぎがあり、厳密に言えば全ての場所で時間の流れは異なっています。その意味では、時間が地球上の全ての物に対して完全に公平であるとは言えません。ですが、地球上に生きるものがその違いを自身で知覚できるかどうかという観点で考えれば、無理であると言えるでしょう。つまり、時間は地球上の全てに対してほぼ公平であり、神のごとき存在と言って差し支えないでしょう。
文中のグナについては以下の記事を参照のこと。
次回はChapter1 創造 13-15 となります。
b-1-5.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter1創造13-15
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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b-1-4.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter1創造9-12
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