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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
※ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラはブログ記事のタイトルとして長すぎるので、賢者パラシャラの占星術と表示させていただくことにしました。
50 シキがラグナにあるならば、誕生者は知識のあらゆる分野に精通していて、幸福で、話者として有能で、愛想がよく、すべての欲望が満たされるでしょう。
51 シキが第2室にある場合、誕生者は雄弁で、優しい話し方をし、聡明で、詩を書き、学術的で、名誉があり、謙虚で、伝達能力に恵まれているでしょう。
52 シキが第3室にある場合、その人はケチで、行為が無慈悲で、体が細く、貧しく、重篤な病気にかかります。
53 シキが第4室にある場合、誕生者は魅力的で、あらゆる美徳に恵まれ、サットウィカの気質を持ち、ヴェーダに興味を持ち、常に幸せになります。
54 ドワジャが第5室に入った場合、誕生者は幸せになり、娯楽を楽しみ、芸術に精通し、方便に熟練し、知的で雄弁で、教師を尊敬するでしょう。
55 ドワジャが第6室に入った場合、誕生者は母方の親戚にとって不吉で、敵を破壊し、多くの血縁者を持ち、勇敢で、才気と技能を持っているでしょう。
用語
- シキ(シキーニ、ドゥワジャまたはウパケートゥ):チャアパ(インドラチャパ)に16度40分足した場所あるいは太陽から一星座(30度)引いた場所、影の惑星の一つ
- ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点 ※この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと
- サットウィカ:純
- ヴェーダ:古代インド地域で信仰の対象となった聖なる教え
解説
第4室まではシキ、第5室からはドゥワジャと表記されていますが、どちらも影の惑星に数えられる天空中の同じ点を指しています。
参考
影の惑星位置の求め方
b-4-9.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質61-65
サットウィカ
b-1-7.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter1創造18-19
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回は
d-4-2.賢者パラシャラの占星術 Chapter27 影の惑星の影響56-61
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※当ブログでのパラシャラホーラシャストラは、サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、お読みいただければ幸いです。
尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
ではこのブログ記事は必要ないのではないかと疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。残念ながら必要です。それは下記書物をお読みいただければご理解いただけるでしょう。
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d-4-1.賢者パラシャラの占星術 Chapter27 影の惑星の影響50-55
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