d-7-5.賢者パラシャラの占星術 Chapter3 室のパダ(反映)6-7

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

※ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラはブログ記事のタイトルとして長すぎるので、賢者パラシャラの占星術と表示させていただくことにしました。

 

6-7 星のためのパダ : おお僧侶よ、星からその星自身の星座がどれだけ離れているかによって、その星座から同様に離れた室が、その星のパダまたはアルーダとみなされます。星が 2 つの星座を所有している場合、または星座が 2 つの星によって所有されている場合、おおヴィプラ、パダはより強い星座とより強い星に基づいて計算されるべきです。

 

用語

  • パダ(アルーダ):サンスクリット語で「乗った」「座った」を意味しており各星が物質世界にもたらす反映や投影を指す
  • ヴィプラ :僧侶

 

解説

これまでは室のパダについて語られておりましたが、この詩句は星のパダが決まる際の法則が示されています。

例として、ugの太陽のパダを調べてみましょう。ugの太陽は山羊座にあり支配星座は獅子座なので、山羊座から獅子座まで8星座となります。そして、獅子座から同じく8星座数えると太陽のパダは魚座ということになります。☟

ここで問題が発生します。太陽と月はそれぞれ獅子座・蟹座を支配しているのでわかりやすいのですが、それ以外の星は二つの星座を支配しております。よって、より強い星座を特定することから始める必要があるというのが、この詩句で伝えたいことの一つになるわけですね。

例えばugの金星で見るならば、金星の入っている水瓶座から支配星座の一方である牡牛座までは4星座。そこから更に4星座進むと金星から7室目となる獅子座がパダ候補ということになります。もう一方の支配星座は天秤座ですので、水瓶座から9星座目であり、天秤座から更に9星座となるとパダ候補は双子座。つまり金星のパダは獅子座か双子座ということになります。

>パダはより強い星座とより強い星に基づいて計算されるべきです。

とありますから、この場合は支配星座である牡牛座と天秤座のどちらがより強いのかを考えた上でパダを決めなければならないことになりますね。星の入座なく土星と火星という二大凶星のドリシュティを受けている牡牛座か、はたまたケートゥ・火星・欠けていく月併せて三つの凶星が入座する天秤座か?あなたならどちらを挙げますか?正直に言ってugは解りません(^^;

そして、また学習者を混乱させる内容が出てきました。

>星座が 2 つの星によって所有されている場合、おおヴィプラ、パダはより強い星座とより強い星に基づいて計算されるべきです。

a-2-8.室と星、読解初歩

で説明しているように、インド占星術では12の星座それぞれに支配星があります。そして、各星座は基本的に一つの星にのみ支配されているのですね。☟

では、この詩句は何を言っているのか?

それは影の星であるラーフとケートゥについても考慮の必要があるということなのです。

ラーフは水瓶座、ケートゥは蠍座を支配しているので、水瓶座が入っている室のパダはそのクンダリーにおいて土星とラーフ、蠍座が入っているの室のパダは同じく火星とケートゥのどちらが強いのかを見ておく必要があるということを言いたいのですね。

困りましたね。

学習者をとことん振り落とすのがインド占星術なのは間違いないようです(^^;

 

次回は

d-7-6.賢者パラシャラの占星術 Chapter3 室のパダ(反映)8-

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※当ブログでのパラシャラホーラシャストラは、サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、お読みいただければ幸いです。

尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

ではこのブログ記事は必要ないのではないかと疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。残念ながら必要です。それは下記書物をお読みいただければご理解いただけるでしょう。

 

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a-1-1.インド式占星術

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