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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
31 第3室の支配星が第7室を占めている場合、その誕生者は王に仕える適性があるでしょう。彼は幼少期には幸せではありませんが、最後には幸福を得るでしょう。
32 第3室の支配星が第8室にある場合、その誕生者は泥棒となり、他者に奉仕することで生計を立て、王によって処刑されるでしょう。
33 もし第3室の支配星が偶然にも第9室に陥る場合、その人は父方の幸福を失い、妻を通じて富を築き、息子などをもうける幸福を享受します。
34 第3室の支配星が第10室に置かれると、ネイティブはあらゆる種類の幸福を得て、自ら富を築き、邪悪な毒婦を育てる傾向があります。
35 第3室の支配星が第11室に入った場合、誕生者は常に貿易で利益を上げ、文盲にもかかわらず知性があり、冒険的で他人に奉仕するでしょう。
36 第3室の支配星が第12室に配置された場合、誕生者はその富を悪事に費やし、父親は残酷になり、誕生者は妻によって幸運になります。
用語
- 支配星:星座の主の事、牡羊座は火星に、牡牛座は金星に、双子座は水星に、蟹座は月に、獅子座は太陽に、乙女座は水星に、天秤座は金星に、蠍座は火星に、射手座は木星に、山羊座と水瓶座は土星に、魚座は木星に支配されている
解説
物事の表出形態は単独のコンビネーションでは決まりません。例えば、ugは詩句32に当てはまりますが、泥棒にはなっておらず、今の所、王(政府)に処刑される兆しもありません。悪い星の配置を気にし過ぎる方もいらっしゃいますが、このように、実際の人生では必ずしも発言するとは限りません。これは良い星の配置にも言えることです。一部の配置だけを見て一喜一憂せず、全体的なバランスを見ることを心掛けましょう。
参考
支配星について
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回は
d-1-2.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果37-42
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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d-1-1.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果31-36
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