c-7-8.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter20第7室の効果22-34

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

22 第7室の支配星が吉星の星座にあり、金星が高揚状態か、彼自身の星座にある場合、誕生者は一般的に5年目または9年目に結婚します。

23 太陽が第7室に位置し、第7室の支配星が金星と結合している場合、誕生者は主に7年目または11年目に結婚します。

24 金星が 第11 室にある場合、その人は一般的に10年目または16年目に結婚します。

25 金星がラグナなどのケンドラにあり、ラグナの支配星が土星の星座にある場合、誕生者は11年目に結婚するという祝福を得るでしょう。

26 金星がラグナから数えてケンドラにあり、金星から数えた第7室に土星がある場合、誕生者の結婚は一般的に12年目または19年目に行われます。

27 金星が月から数えて第7室にあり、土星が金星から数えて第7室にある場合、誕生者は18年目に結婚します。

28 第2室の支配星が第11室に、ラグナの支配星が第10室にある場合、誕生者の結婚は 15 年目に起こります。

29 第2室の支配星が第11室、そして、第11室の支配星が第2室にある場合(あるいは第2室と第11室の支配星が入れ替わった場合)、誕生者は13年目に結婚の祝福を得るでしょう。

30 金星が第8室から7番目(ラグナから2番目)にあり、第2室の支配星が火星と結合している場合、誕生者の結婚は22年目または27年目に行われます。

31 ラグナの支配星が第7室のナヴァマムシャに、第7室の支配星が第12室にあると、結婚は23年目または26年目に誕生者に贈られます。

32 第8室の支配星が第7室にあり、ラグナのナヴァマムシャが金星によって占められている場合、誕生者の結婚は 25 年目または 33 年目に行われます。

33 金星が第9室から9番目 (つまり、ラグナ数えて第5室) にあり、これらの室の1つ(第9室または第5室) がラーフによって占められている場合、誕生者への結婚の利益は、 31年目か33年目となります。

34 金星が第9室から7番目(ラグナから第3室)にあり、金星から7番目に第7室の支配星がある場合、誕生者は30年目または27年目に結婚します。

 

用語

  • 支配星:太陽-獅子座・月-蟹座・火星-牡羊座と蠍座・水星-双子座と乙女座・木星-射手座と魚座・金星-牡牛座と天秤座・土星-山羊座と水瓶座を支配している
  • 高揚星座:最高星位にある星を高揚しているという、太陽:牡羊座0-10度、月:牡牛座0-3度、火星:山羊座0-28度、水星:乙女座0-15度、木星:蟹座0-5度、金星:魚座0-27度、土星:天秤座0-20度
  • 自身の星座:支配星座のこと ※支配星参照のこと
  • 吉星:満ちていく月・吉星と共にある水星・木星・金星
  • ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点 ※この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと
  • ナヴァマムシャ:ナヴァームシャ、9分割

 

解説

詩句31「ラグナの支配星が第7室のナヴァマムシャに~」とは、ナヴァマムシャの第7室にラグナの支配星があるという意味だと思われます。

詩句32「~ラグナのナヴァマムシャが金星によって占められている場合」とは、ナヴァマムシャのラグナに金星がある場合を言うと思われます。

5歳~など、現代日本ではありえない結婚時期についての詩句が多くあります。但し、旧家では役所への届けは別として、実質的な生活としてこのような結婚もあるのかもしれません。昔のインドの貴族などでもよくある話なのだと思います。いずれにせよ、このような配置で生まれる人は極めて少ないでしょう。

 

参考

各室の意味については下記記事にて説明しております。ここでの詩句と文言が違う場合がありますが、これは日本人にとって意味を捉えやすいように意訳している部分があるからです。室が意味する物事は限定的ではありません。幅広く捉えるための参考になるでしょう。

a-2-5.室の位置と表意ー上

a-2-6.室の位置と表意ー中

a-2-7.室の位置と表意ー下

高揚星座について

a-2-9.星の居心地

ナヴァマムシャ(ナヴァームシャ)について

a-7-9.分割図

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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次回は

c-7-9.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter20第7室の効果35-42

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

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