d-3-9.賢者パラシャラの占星術 Chapter27 影の惑星の影響34-49

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基！
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう！

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KNラオ著清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

※ブリハットパラシャラホーラシャストラはブログ記事のタイトルとして長すぎるので、賢者パラシャラの占星術と表示させていただくことにしました。

44 チャアパが第7室にある場合、誕生者はあらゆる種類の素晴らしい性質と富に恵まれ、美徳を持ち、聖典で学び、宗教的で、友好的であることに疑いの余地はありません。

45 チャアパが第8室に行った場合、誕生者は他人の仕事に興味を持ち、残酷になり、他人の妻を渡り歩き、四肢に欠陥があるでしょう。

46 チャアパが第9室にある場合、誕生者は苦行を行い、宗教的な観察をし、高度な学識があり、男性集団の間で名声を得ます。

47 第10室がチャアパと共にある場合、誕生者は多くの息子、豊富な富、牛、水牛などに恵まれ、男性集団の間で有名になるでしょう。

48 チャアパが第11室に入ると、誕生者は利益を得ることができ、病気にならず、非常に怒りっぽい性格で、妻に愛情深く、マントラ（真言）の知識があり、武器の使い方に熟練するでしょう。

49 チャアパが第12室にある場合、誕生者は非常に邪悪で、プライドが高く、邪悪な心を持ち、恥知らずで、他人の妻を渡り歩き、無一文になるでしょう。

用語

チャアパ（インドラチャパ）：パリーディ（パリヴェシャ）の度数を12星座（360度）から引いた度数

解説

第8室と第12室にチャアパが入室する場合として「他人の妻を渡り歩く」とあります。言うまでもありませんが絶対そうなるというものでもないでしょう。この表現は賢者パラシャラの占星術中で実に多く見受けますので、必ずそうなるのであれば、男性のほとんどは不倫をすることになりますし、女性のほとんどは夫以外に渡り歩かれることになってしまいます。あるいは、夫以外の男性に渡り歩かれる女性は、多くの夫以外の男性に渡り歩かれるのかもしれませんが、これについても正確な統計をとれるものでもないので実際にどうなのかはわかりません。

参考

影の惑星位置の求め方

b-4-9.ブリハットパラシャラホーラシャストラChapter3惑星の表意と性質61-65

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。（著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません）

Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes