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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
賢者パラシャラの返事(続き):
18 惑星の神々:火(アグ二)、水(ヴァルナ)、カルティケヤ(ガネーシャに続くシヴァの息子)、ヴィシュヌ、インドラ、サチー(インドラニ、主インドラの妻)、ブラフマはそれぞれ七つの惑星の主神です。
19 惑星の性別:おお、ブラフミンよ、水星と土星、これら二つは中性、月と金星は女性、残りの太陽、火星、木星の三つは男性です。
20 原始的な化合物:五つの元素(パンチャブータ)。 火、地、空(エーテル)水と風、おお、ブラフミンよ、それぞれ火星、水星、木星、金星、土星によって支配されています。
※ここでいう惑星とは天文学における惑星ではありません。恒星である太陽、衛星である月、物質として存在しないラーフ・ケートゥを併せたものがインド式占星術でいうところの惑星であり、通常はグラハと呼ばれています。
用語
- アグ二:火、アグ二神、火神
- ヴァルナ:ヴァルナ神、司法神、後に水神
- カルティケヤ:カルティケヤ神、ヒンドゥ教の古代神、戦争の神
- シヴァ:破壊を司るヒンドゥ教の神
- ガネーシャ:ガネーシャ神、商売と学問の象頭神
- ヴィシュヌ:維持を司るヒンドゥ教の神
- インドラ:インドラ神、神々の王と呼ばれる雷を操る軍神
- サチー:インドラ神の妃
- ブラフミン:僧侶(ここではパラシャラの弟子であるマイトレーヤを意味する)
- パンチャブータ:五元素(物質の元となるもの、化学でいう元素ではない)
- エーテル:空(空間を満たすエネルギーのようなもの)
参照記事
パンチャブータ上
パンチャブータ下
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはノートとしてわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるため以後のChapterでノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回はChapter3 惑星の表意と性質 21 – 22 となります。
b-3-1.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質21-22
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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b-2-9.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質18-20
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