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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
賢者パラシャラの返事(続き):
33 惑星の期間:アヤナ、ムフールタ、日(昼と夜)、リトゥ(季節)、月(期間としての月)、半月(ひと月の半分)、年、おお素晴らしいブラフミン、これらはそれぞれ太陽から土星までの惑星に割り当てられた期間です。
※ここでいう惑星とは天文学における惑星ではありません。恒星である太陽、衛星である月、物質として存在しないラーフ・ケートゥを併せたものがインド式占星術でいうところの惑星であり、通常はグラハと呼ばれています。
用語
- アヤナ:1年の半分、太陽が山羊座から双子座を移動する間はウッタラヤナ、蟹座から射手座を移動する間はダクシナヤナと呼ばれています。この期間の主星は太陽
- ムフールタ:48分、一日は30ムフールタとなります。この期間の主星は月
- 日(昼と夜):インド占星術において一日(アホラトゥラ)は日の出と共に始まります。この期間の主星は火星
- リトゥ:太陽が二つの星座を移動する期間を1リトゥ、山羊座と水瓶座、魚座と牡羊座、牡牛座と双子座、蟹座と獅子座、乙女座と天秤座、蠍座と射手座を一そろいとする。この期間の主星は水星
- 半月:月の出初日から満月まではシュクラパクシャ、満月から新月まではクリシュ パクシャと呼ばれています。この期間の主星は金星
- ブラフミン:僧侶(弟子であるマイトレーヤへの呼びかけ)
解説
日本人からすると不思議な感覚ではありますが、長い時、短い時、それぞれを星が司っているという考え方をしております。星とはすなわち神。それぞれの単位時間に神が宿っていると想像していただきたいものです。尚、例えばアヤナにおいても縁起の良いアヤナとそうでないものがあります。シュクラパクシャとクリシュナパクシャについても吉凶があると言われております。ペーパーバック版同書の解説にはその区分についても書かれておりますが、このブログにおいては、賢者パラシャラとマイトレーヤが発したと思われる言葉のみを取り上げます。
参照記事
リトゥについて
b-3-9.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質45-46
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはノートとしてわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるため以後のChapterでノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回はChapter3 惑星の表意と性質 34となります。
b-3-5.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質34
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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b-3-4.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質33
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