c-6-8.ブリハットパラシャラホーラシャストラChapter18第5室の効果1-8

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KNラオ著清水俊介訳

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1-3 おお、ブラフミン、私は第5室の影響について話します。ラグナの支配星と第5室の支配星が第5室、またはケンドラ、あるいはトリコーナにあると、誕生者は息子の完全な幸福について語られるべきです。第5室の支配星が第6・8・12室にある状況は、息子の完全な欠如が予測されます。第5室の支配星が燃焼していて、凶星と結合、また、弱い場合、息子は生まれないか、生まれても死は確実です。

4 第5室の支配星が第6室にあり、ラグナの支配星が火星と結合している場合、誕生者の最初に生まれた子供は死亡し、その後、妻は不妊になります（カクバンディヤ）。

5 減衰した第5室の支配星が第12・6・8室にあり、水星が第5室にある場合、誕生者の妻はカクバンディヤになります。

6 第5室の支配星が減衰している場合、あるいは、（第5室の支配星が）第5室にドリシュティしておらず土星と水星がそこ（第5室）にある場合、その人の妻は不妊（カクバンディヤ）になります。

7 第9室の支配星が第5室にあり、第5室の支配星が減衰していて、水星とケートゥが第5室にある場合、息子は大きな試練の後に得られるので、占星術師はそのように予測する必要があります。

8 減衰した第5室の支配星が第6・8・12または、敵対星座にあり、第5室が凶星によって占められている場合、息子は大きな試練の後に生まれます。

用語

ブラフミン：僧侶（ここではパラシャラの弟子であるマイトレーヤを意味する）
ラグナ：人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点 ※この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと
支配星：太陽-獅子座・月-蟹座・火星-牡羊座と蠍座・水星-双子座と乙女座・木星-射手座と魚座・金星-牡牛座と天秤座・土星-山羊座と水瓶座を支配している
ケンドラ：第1室（本人）・第4室（家・乗り物）・第7室（パートナー）・第10室（仕事）のこと、人生で目に見えやすい4つの要素を表す室をこのように呼ぶ
トリコーナ：当該星から数えて1番目（本人）、5番目（創造と息子）、9番目（希望）の室　※トリとは3つという意味。本来は第1室・第5室・第9室を指すが、第1室はケンドラなので、トリコーナという場合、通常は第5室・第9室を指す。
燃焼：太陽と一定度数以内にある星のこと
凶星：太陽・欠けていく月・火星・土星、凶星と共にある水星
結合：同じ室（星座）にあること
弱い：敵対星座にあるか最低星位（減衰）にあること
カクバンディヤ：子供を1人産んだ後で妊娠することができなくなる人
減衰：最低星位にある星を減衰しているという、太陽：天秤座0-10度、月：蠍座0-3度、火星：蟹座0-28度、水星：魚座0-15度、木星：山羊座0-5度、金星：乙女座0-27度、土星：牡羊座0-20度
敵対星座：ある星からみて敵対している星が支配している星座のこと、太陽：牡牛座・天秤座・山羊座・水瓶座、月：なし、火星：双子座・乙女座、水星：蟹座、木星：牡牛座・双子座・乙女座・天秤座、金星：蟹座・獅子座、土星：牡羊座・蟹座・獅子座・蠍座