c-5-4.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter11生まれながらの凶意34-39

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

34 父親についての凶意: 土星がラグナ、火星が第7室、月が第6室にある場合、誕生者の父親は生きていません。

35 ラグナが木星によって占められ、土星、太陽、火星、水星によって富の家 (第2室) が占められている場合、誕生者の父親は彼の (誕生者の) 結婚時に死亡します。

36 太陽が凶星と一緒にあるか、または、凶星の間に挟まれていて、太陽から数えて7番目の室が凶星によって占められている場合、誕生者の父親は殺されます。

37 太陽が第7室、火星が第10室、ラーフが第12室にある場合、誕生者の父親はほとんど生きられません。

38 火星が敵の星座と共に第 10 室にある時、誕生者の父親が間もなく亡くなることは疑いの余地がありません。

39 月が第6室(敵の家)にあり、土星がラグナにあり、火星が第7室にある場合、その人の父親は生きていません。

 

用語

  • ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点、この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと

 

解説

詩句38の火星の敵対星座は水星が支配する双子座と乙女座になります。この二つの星座に火星がいて、それが第10室にある場合、10室の表意である父親を傷つけることになります。それ以外の室にある場合は、その室が表すものについて害がもたらされることになります。

あとは、句そのまま理解してしまえばよいので特に説明の必要はないようにも感じます。ラグナやラーフの意味が解らない方は当ブログでインド式占星術の基礎知識を扱っているa記事で捜してみてくださいね。(^^)

 

参考

しいて言えばa-1-2.以降のa記事全てですね。(^^)

以下の記事から順番に読んでいくのが良いのではないでしょうか。(^^)

a-1-2.星座・星の配置と人

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

 

次回は

c-5-5.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter11生まれながらの凶意40-45

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

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