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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
賢者パラシャラの返事(続き):
49-50 惑星の高揚と減衰:牡羊座、牡牛座、山羊座、乙女座、蟹座、魚座、天秤座は、太陽に続く七つの惑星の高揚の星座として話されてきました。これらの惑星にとって最も深い高揚度数はそれぞれ10、3、28、15、5、27、20度です。そして、前述の高揚の星座から数えて七番目にあたる星座では、各惑星は同様に減衰しています。
※ここでいう惑星とは天文学における惑星ではありません。恒星である太陽、衛星である月、物質として存在しないラーフ・ケートゥを併せたものがインド式占星術でいうところの惑星であり、通常はグラハと呼ばれています。
用語
- 高揚:各グラハ(惑星)の表意が最も良い形で現れる状態(最高星位にあるグラハ)
- 減衰:各グラハ(惑星)の表意が最も悪い形で現れる状態(最低星位にあるグラハ)
解説
太陽は牡羊座10度、月は牡牛座3度、火星は山羊座28度、水星は乙女座15度、木星は蟹座5度、金星は魚座27度、土星は天秤座20度で高揚します。それぞれのグラハは、各星座の高揚度数より手前であっても高揚しているとされています。程度についてはそれぞれの度数に近ければ近い程、高くなります。
同様に太陽は天秤座10度、月は蠍座3度、火星は蟹座28度、水星は魚座15度、木星は山羊座5度、金星は乙女座27度、土星はお羊座20度で減衰します。それぞれのグラハは、各星座の減衰度数より手前であっても減衰しているとされています。程度についてはそれぞれの度数に近ければ近い程、弱くなります。
グラハが高揚・減衰する星座とその度数までの範囲は、それぞれのグラハにとっての最高・最低星位と呼ばれています。
参照記事
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはノートとしてわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるため以後のChapterでノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回はChapter3 惑星の表意と性質 51-54となります。
b-4-4.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質51-54
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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b-4-3.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter3惑星の表意と性質49-50
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