b-8-9.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter7星座の16分割12

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

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12 ナヴァマムシャ:ナヴァマムシャの計算は、可動星座の場合は同じ星座から、固定星座の場合は9番目の星座から、二重星座の場合は5番目の星座から9番目以降の星座までが作法として行われます。ナヴァマムシャの表意は、可動星座等、それぞれデーヴァ、ナラ、ラクシャサの順になります。

用語

  • ナヴァマムシャ:7分割
  • デーヴァ:神
  • ナラ:人間
  • ラクシャサ:悪魔

解説

ナヴァマムシャ。通常ナヴァームシャ、または、ナヴァムシャと呼ばれることが多いですが、ここでは、翻訳元の英文に習ってナヴァマムシャとします。ナヴァマムシャは分割図の中で最も重要だと伝えられています。ナヴァマムシャ・クンダリー(9分割図)からは使命、配偶者、人間関係を表します。つまり、人生で最も重要なテーマをナヴァマムシャから読み取ることができるわけです。そして、ナヴァマムシャは、表に出てこないその人の内面を表すとも言われています。真当なインド占星術家で、鑑定を依頼された時にナヴァマムシャを読まない人はいないでしょう。

ナヴァマムシャの指定には、星座の可動・固定・二重の別が関わってきます。

そして、可動星座はその星座から、固定星座は9番目の星座から、二重星座は5番目の星座から順番にそれぞれのナヴァマムシャに当てはめられます。そして、可動星座はデーヴァ(神)、固定星座はナラ(人間)、二重星座にはラクシャサ(悪魔)が象意となります。

各星座のナヴァマムシャは次の表となります。

ナヴァマムシャにおいて12の星座が順番に整然と9回転する様には、やはり神の決めたもうた約束事を感じてしまいます。

それではugのジャンマ・クンダリー(出生図)からナヴァマムシャでの星の位置を特定してみましょう。

  • ラグナ:蟹座28度22分→魚座、ラクシャサ
  • 太陽:山羊座19度26分→双子座、ラクシャサ
  • 月:天秤座24度43分→牡牛座、ナラ
  • 火星:天秤座3度44分→蠍座、ナラ
  • 水星:水瓶座0度17分→天秤座、デーヴァ
  • 木星:蟹座4度20分→獅子座、ナラ
  • 金星:水瓶座9度51分→射手座、ラクシャサ
  • 土星:魚座3度18分→蟹座、デーヴァ
  • ラーフ:牡羊座18度8分→乙女座、ラクシャサ
  • ケートゥ:天秤座18度8分→魚座、ラクシャサ

このようになります。これをナヴァマムシャ・クンダリーにすると、

  • 1室:魚座-ラグナ、ケートゥ
  • 2室:牡羊座-無し
  • 3室:牡牛座-月
  • 4室:双子座-太陽
  • 5室:蟹座-土星
  • 6室:獅子座-木星
  • 7室:乙女座-ラーフ
  • 8室:天秤座-水星
  • 9室:蠍座-火星
  • 10室:射手座-金星
  • 11室:山羊座-無し
  • 12室:水瓶座-無し

となるわけです。

可動・固定・二重の別でも見てみましょう。

  • 可動星座(デーヴァ):水星、土星
  • 固定星座(ナラ):月、火星、木星
  • 二重星座(ラクシャサ):ラグナ、太陽、金星、ラーフ、ケートゥ

この情報を読解することで、使命、配偶者、人間関係、そして、内面を知ることができるわけですね。

ナヴァマムシャは全てのインド占星術ソフトで作成できますが、ご自身で実際に振り分けてみることで、技術の習得が早くなります。ぜひ挑戦してみてくださいね。難しいことは無く、順番に丁寧に確認すればだれにでもできる作業です。

さて、ここで、同Chapterの7-8で学んだドレッカナについて考えてみましょう。翻訳元の英文書やネット上で見つけたいくつかのサイトでは、分割後の0度~が可動、10度~が固定、20度~が二重(定説?)と、パラシャラの詩句では触れられていない形態となっています。これですと、例えば本来固定星座であるはずの牡牛座や二重星座であるはずの双子座が分割後は可動になったりと、おかしなことになってしまいます。今回のナヴァマムシャでわかるように、12星座の可動・固定・二重の別は分割前後で同じものが当てはめられています。このことから考えて、ドレッカナでも分割前後の可動・固定・二重の別は、同じなのではないか(ugが最初の挙げた表)と思えるのですが、皆さまはいかがお考えでしょうか?

ドレッカナ(三分割)記事

b-8-6.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter7星座の16分割7-8

参考

a-7-9.分割図

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分割図による鑑定方法については、この書籍がお勧めです。3、4、7、9、10、12、16、20、24各分割図について詳しく事例をあげています。


ザ・分割図 マークボニーのインド占星術ケースメソッド

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはノートとしてわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるため以後のChapterでノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

 

次回は

b-9-1.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter7星座の16分割13-14

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

 

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b-8-9.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter7星座の16分割12

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