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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
1-8. 16分割を使用する:ここで私は星座の16分割の考え方、または、使い方について説明します。ラグナからは体格、ホーラからは富、ドレッカナからは兄弟を通した幸運、チャトゥルサムシャからは財産、サプタマムシャからは息子や孫など(子孫)、ナヴァマムシャ(ナヴァームシャ)から妻、ダシャマムシャ(ダシャームシャ)からは非常に重要な効果(政府関係への影響、職業上の地位など)、ドゥワダシャームシャからは両親、ショダシャームシャからは運搬による利益と逆境を知る必要があり、ヴィムシャームシャからは崇拝が知られ、チャトルヴィムシャームシャからは学習、バームシャからは強さと弱さ、トリムシャームシャからは邪悪な効果、カヴェダ―ムシャからは縁起の良し悪しと縁起の悪い効果、アクシャ ヴェダームシャとシャスタームシャは全てを表すと考える必要があります。支配星がシャスタームシャの悪意のある領地にいる室の破壊は疑いの余地がないと、ガルガと他の人は言います。同様に、有益なショダシャームシャに支配星がある室の成長と繁栄もまた成されると、ガルガと他の人々によって話されています。このようにして、ショダシャ・ヴァルガの考え方について私は話しました。
用語
- ラグナ:この詩句においてはラーシ(1分割)の第1室のこと
- ホーラ:2分割
- ドレッカナ:3分割
- チャトゥルサムシャ:4分割
- サプタマムシャ:7分割
- ナヴァマムシャ(ナヴァームシャ):9分割
- ダシャマムシャ(ダシャームシャ):10分割
- ドゥワダシャームシャ:12分割
- ショダシャームシャ:16分割
- ヴィムシャームシャ:20分割
- チャトルヴィムシャームシャ:24分割
- バームシャ(サプタヴィムシャームシャ):27分割
- トリムシャームシャ:30分割
- カヴェダ―ムシャ:40分割
- アクシャ ヴェダームシャ:45分割
- シャスタームシャ:60分割
- ガルガ:古代インド占星術の研究者、占星術予測について書かれた古文献ガルガ・ホーラの執筆者
- ショダシャ・ヴァルガ:16(全て)の分割
解説
各ヴァルガからこのような事が読み取れるとされています。最後のシャスタームシャ(60分割)とショダシャームシャ(16分割)についての話は、室の吉凶を見る上で分かり易い方法です。ただし、シャスタームシャについては明確に吉凶が示されていますが、ショダシャームシャの吉凶については明確な情報は今のところ見つかっていません。もし、ショダシャームシャを12室に書き表した中での吉凶ということであるならば、6・8・12・3室が凶、それ以外が吉の室となります。
参考
分割図について
シャスタームシャ(60分割)
c-1-1.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter7星座の16分割33-41
ショダシャームシャ(16分割)
b-9-3.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter7星座の16分割16
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回は
c-1-5.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter8分割の考え方9-12
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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c-1-4.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter8分割の考え方1-8
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