c-1-8.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter8分割の考え方20-25

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

20-25.ダシャームシャ、ショダシャームシャ、シャスタームシャが前述のサプタヴァルガに追加されると、ダシャーヴァルガが与えられます。ダシャーヴァルガにおけるヴィムショーパカのバラはラグナ(ラーシ)が3、シャスタームシャが5、その他の8ヴァルガはそれぞれ1.5です。ここで、ショダシャーヴァルガにおけるヴィムショーパカのバラをそれぞれ説明します。ホーラ、トリムシャームシャ、ドレッカナのバラはそれぞれ1、ショダシャームシャは2、ナヴァマムシャは3、クシェートラは3.5、シャスタームシャは4、残りの9ヴァルガのバラはそれぞれ0.5です。(分割図において)惑星が自身の支配星座にあるとき、ヴィムショーパカのバラは20のままです。極端な友好星座では18であり、友好星座では15、中立星座は10、敵対星座では7、極端な敵対星座は5です(これらの数字はヴァルガ ヴィシュワとして知られています)。

用語

  • ダシャームシャ(ダシャマムシャ):10分割
  • ショダシャームシャ:16分割
  • シャスタームシャ:60分割
  • サプタヴァルガ:7種類の分割を組み合わせたこと
  • ダシャーヴァルガ:10種類の分割を組み合わせたこと
  • ヴィムショーパカ:惑星の強さ(20点)
  • バラ:値
  • ラグナ:東の地平線方向延長線上の空の点、ここでは1分割(分割しない)であるラーシのこと
  • ラーシ:出生図そのまま、12星座がそれぞれ無分割のもの
  • ヴァルガ:分割
  • ホーラ:2分割
  • トリムシャームシャ:30分割
  • ドレッカナ:3分割
  • ナヴァマムシャ(ナヴァームシャ):9分割
  • クシェートラ:出生図そのまま、ラーシのこと
  • ヴァルガ ヴィシュワ:分割における惑星の強さ(基準)

解説

分割図と惑星の強さについては下記をご参照ください。有料のインド式占星術ソフトであれば、上記の数値については瞬時に算出してくれます。そのため、今回の詩句に書かれている計算方法を学ぶ必要はありません。

参考

分割図について

a-7-9.分割図

星の強さについて

a-2-9.星の居心地

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes

次回は

c-1-9.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter8分割の考え方26-27

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

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