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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
49 第5室の支配星がラグナを占領した場合、その誕生者は学者であり、子孫の幸福に恵まれ、けちで、ひねくれていて、他人の富を盗むでしょう。
50 第5室の支配星が第2室を占めている場合、その誕生者は多くの息子と富を持つという祝福を受けるでしょう。 彼は家族を支え、名誉があり、妻に愛され、世界で有名になるでしょう。
51 第5室の支配星が第3室にある場合、その誕生者は兄弟たちに愛され、作り話の担い手でありながらもケチであり、常に自分の仕事に興味を持っています。
52 第5室の支配星が第4室を占めている場合、誕生者は母性の幸福、富、知性の祝福を受けて幸せになり、王、大臣、または指導者になるでしょう。
53 第5室の支配星が第5室に置かれ、吉星と結合した場合、その誕生者は息子を授かるでしょう。 彼には何の問題もありませんが、第5室の支配星が第5室で凶星と一緒の場合、高潔で友人にとって大切な人になるでしょう。
54 第5室の支配星が第6室に追いやられた場合、誕生者の息子たちは彼の敵と同等になるか、彼が死ぬか、誕生者は養子としてか購入するかして息子を獲得することになります。
用語
- 支配星:星座の主の事、牡羊座は火星に、牡牛座は金星に、双子座は水星に、蟹座は月に、獅子座は太陽に、乙女座は水星に、天秤座は金星に、蠍座は火星に、射手座は木星に、山羊座と水瓶座は土星に、魚座は木星に支配されている
- ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点 ※この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと
- 吉星:満ちていく月・吉星と共にある水星・木星・金星
- 結合:星同志が同じ室にあること
- 凶星:太陽・欠けていく月・火星・土星、凶星と共にある水星
解説
詩句51について、ケチも言い方を変えれば余計なことにお金を使わないという良点です。他人の富を盗むと言えば聞こえは悪いですが、本当のところは富を集中させるとも考えられます。
あくまでも古典ですので、良いことも悪いことも割り引いて考えることが必要なようです。
参考
支配星について
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回は
d-1-5.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果55-60
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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d-1-4.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果49-54
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