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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
24 母親についての凶意 : 3 凶星のドリシュティが月に向けてある場合、誕生者の母は破壊されます。 彼女(月)に対する吉星のドリシュティは、母親にとって縁起が良いと予測されるべきです.
25 ラーフ、水星、金星、土星、太陽が第 2 室に配置されると、子供の誕生は父親の死後となり、母親にも早期の死がもたらされます。
26 月が凶星から数えて7番目か8番目の室に位置し、それ自体が凶星(欠けていく月)であり、強力な凶星によってドリシュティされている場合、誕生者は母親の破壊者になります。
27 太陽が第7室で高揚または減衰すると、子供は母親の乳を奪われ、ヤギの乳で生きます。
28 凶星が月から数えて4番目の室となる敵の星座に位置して、且つ、ケンドラに吉星がないとすれば、この組み合わせは誕生者の母親に死を引き起こします。
用語
- ドリシュティ:見るということ ※火星はそこから数えて4番目・7番目・8番目の室に、土星は3番目・7番目・10番目に、それぞれ100%のドリシュティをするとされています。(パラシャラホーラシャストラ等の古典では火星は4番目と8番目、土星は3番目と10番目が100%のドリシュティであり、7番目は100%ではないとされています)
- ケンドラ:第1室(本人)・第4室(家・乗り物)・第7室(パートナー)・第10室(仕事)のこと、人生で目に見えやすい4つの要素を表す室をこのように呼ぶ
解説
毎度の話ですが、吉星によりキャンセルとなる場合がままあるので、心配し過ぎない方が良いでしょう。このChapterの24~33番目の詩句は主に母親に対しての凶意について語られています。27のヤギの乳ですが、現代の日本においては、市販のミルクや牛乳もこれに当てはまると思われます。インド式占星術の世界では母乳で育つことが良いと考えられていることがわかります。
参考
星が高揚・減衰する星座、敵の星座については下記記事をご参照ください。
ドリシュティについては下記記事をご参照ください。
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回は
c-5-3.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter11生まれながらの凶意29-33
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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c-5-2.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter11生まれながらの凶意24-28
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