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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
133 第12室の支配星がラグナにある場合、誕生者は浪費家で、虚弱体質で、痰の病気に苦しみ、富も学問も欠如するでしょう。
134 第12室の支配星が第2室にある場合、誕生者は常に縁起の良い行為にお金を使い、宗教的であり、優しく話し、美徳と幸福に恵まれるでしょう。
135 第12室の支配星が第3室に入ると、誕生者は兄弟に関する至福を欠き、他者に憎しみを抱き、自分の栄養状態を向上させるか、自己中心的になるでしょう。
136 第12室の支配星が第4室に置かれた場合、誕生者は母性的な幸福を失い、土地、交通手段、家に関して日々損失を被ることになります。
137 第12室の支配星が第5室を占めているならば、誕生者は息子も学問も失うことになるでしょう。 彼は息子を得るためにお金を費やし、巡礼もするでしょう。
138 第12室の支配星が第6室に落ちた場合、誕生者は自分の部下との対立を招き、怒りに駆られ、罪深く、惨めになり、他人の妻を渡り歩くでしょう。
用語
支配星:星座の主の事、牡羊座は火星に、牡牛座は金星に、双子座は水星に、蟹座は月に、獅子座は太陽に、乙女座は水星に、天秤座は金星に、蠍座は火星に、射手座は木星に、山羊座と水瓶座は土星に、魚座は木星に支配されている
ラグナ:人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点 ※この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと
解説
第12室は損失や捨てることを表します。ですので、この室が絡むと基本的には良いことが起きないことになります。ただし、何かを捨てないと次のステップに行けないことはままあるので、人生における第12室的事象の通過はとても重要です。自分自身を捨てるという表示がある場合は、今いる土地から本人を消すことから、海外留学や移住という道を選択されることがしばしばあります。
参考
支配星について
※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)
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Brihat Parasara Hora Sastra: A Compendium in Vedic Astrology: 2 Volumes
次回は
d-3-1.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果139-148
となります。
※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。
※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。
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d-2-9.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter26室の支配星の効果133-138
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