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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
ドリシュティは英語や日本語に翻訳される際にアスペクト(角度)と訳されます。ですが、本質的には少し違うようです。西洋占星術においてアスペクトとは例えば30度・90度・120度というような惑星間の角度を指し、メジャーアスペクトからマイナーアスペクトまで意味合いが違います。インドの場合は、アスペクトの意味は「見る」ということです。学校の教室で先生が生徒を見る(監視)するように、星もある方向を見ることでそこにあたかもいるような影響を相手先に及ぼすことになります。2022年現在、日本語で書かれているインド占星術本やweb上の情報ではあまり見かけないような気がしますが、インド式占星術では実は星座にもドリシュティがあります。20年以上研究をしている身として言わせていただくと、このドリシュティは作用します。
では星座のドリシュティについて説明します。
星座のドリシュティには可動・固定・二重星座のグループ分けが使われます。
図を見てみましょう。
可動星座は固定星座をドリシュティします。ただし、自身と隣接する星座を除くので、ドリシュティの先は3星座となります。
固定星座は可動星座をドリシュティします。可動星座同様に自身と隣接する星座を除くので、ドリシュティの先は3星座となります。
二重星座は同じグループである他の二重星座をドリシュティします。同じくドリシュティの先は3星座となります。
表にすると以下となります。
この星座ドリシュティに伴い、入座する星も同様のドリシュティをします。星は単体でも対面星座とそこに入座する星に対してドリシュティをしますので(例外:火星はプラスして4・8番目の星座、木星はプラスして5・7番目の星座、土星はプラスして3・10室にドリシュティする)星のドリシュティには2種類あることになります。
例を挙げましょう。
ugの木星は1室にある蟹座に位置しています。木星単独では5室蠍座・7室山羊座・9室魚座に対してドリシュティしています。
さらに星座に伴って5室蠍座・8室水瓶座・11室牡牛座へもドリシュティしていることになります。
木星の象意は「知恵」ですから、ugの知恵は入室している1室(自己)は当然、そして、ドリシュティ効果として5室(創造と息子)・7室(配偶者と相棒)・8室(弱点と寿命)・9室(希望)・11室(結果)にも知恵が向けられることになりますね。特に5室に向けては単独・星座に伴うドリシュティどちらも当てはまりますから、強く知恵を使うことになります。一般的に11室は利益・取得となります。ugは投資家としても日々頭を使っていることも含めて(ブログ:楽々毎日百円投資術参照のこと)、自分のことながらとても当たっていると認めざるをえませんね。(^^)
参照
可動・固定・二重星座について
星座のドリシュティについて
c-2-6.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter9星座のドリシュティ1-3
星のドリシュティについて
投資ブログ
次回、
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a-8-6.星座のドリシュティ
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