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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!
KNラオ著 清水俊介訳
インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。
インドでは太陽をスーリヤと呼びます。西洋で作ったインド占星術ソフトではSuと表記されますが、インド式のSyを選択することが出来るものがあります。見た途端にどちらでも対応できるのが上達には必須です。
太陽は魂、自我、祖先を表します。太陽は私達の住む太陽系の中心に位置していて、太陽自身が常にエネルギー発しています。そしてそのエネルギーは太陽系内における生命活動の根源となっております。誕生時の太陽を詳細に検討すると本人自身が発するエネルギーがわかります。ようするに本人活動の根源的なエネルギーがわかるということです。もう少し具体的にいうと、先祖、魂、そして、魂を元とする自我を表します。先祖を表すので直近の父親についても太陽から読むことができます。
グナ(気質)はサトヴァです。
パンチャブータ(五元素)は火です。
ドーシャ(体質)はピッタです。
古代インドの人々は星に性別をみていました。男性、女性、中性とある中で太陽は男性です。
カーストはクシャトリア(戦士)です。
占星術では星を個別に吉星・凶星と区分しますが、その区分で言うと太陽は凶星です。何故なら本人に磨きをかける存在が太陽だからです。ですが、より深く見ると本当の意味で凶と捉えるのは安易です。夏の日に太陽光を浴びると暑いですが、皮下ではビタミンDが作られます。つまり太陽が表す痛みは本人にとって必要な痛みということです。
7つの星は互いに仲が良かったり悪かったりします。一覧がこちらになります。そして、仲が良い星の支配星座にいる時は居心地が良く、仲の悪い星の支配星座にいる時は悪くなります。以下がその関係表です。星の視線であるドリシュティについても再度表を掲示しておきます。
参照図において太陽は山羊座、7室にあります。そして7室から本人自身を表す1室を見ています。山羊座は土星が支配しているので太陽は居心地が悪くなります。7室は妻や相棒を表します。太陽を魂として考えてみましょう。
魂は居心地が良くありません。そして、この魂は妻や相棒に厳しく影響を及ぼします。また、太陽は自身の入っている室から7室目である真反対の1室もみているため、自分自身にも厳しく当たる傾向が見て取れます。
太陽は7室に対してサトヴァ・火・ピッタ、男性的な面をもたらし、クシャトリア(戦士)としての地位があると読めるわけですね。
これがインド式占星術における最も基礎的な読解です。
尚、支配星座と位置する室も考慮した読解については下記を参照してください。
次回は月についてお話しします。
a-3-2.太陽(基礎)
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