c-7-4.ブリハットパラシャラホーラシャストラChapter19第6室の効果13-19 1/2

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KNラオ著清水俊介訳

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13-19-1/2 第6室に凶星があり、第6室の支配星が凶星と一緒にいて、ラーフと土星の結合がある場合、その人は一生涯、病気に悩まされ続けるでしょう。また、火星が第6室にあり、第6室の支配星が第8室にある場合、その人は6年目と12年目に重度の熱に苦しむでしょう。木星が第6室にあり、木星の星座（魚座と射手座）に月がある場合、ハンセン病は22年目19年目に誕生者に伝えられ、病気の室（第6室）に落ちたラーフ、ケンドラにあるマーンディと第8室にあるラグナの支配星、この組み合わせは26年目に結核を引き起こします。第12室の支配星が第6室にあり、第6室の支配星が第12室に位置する場合、29年目または30年目に脾臓の病気が示されるはずです。月が第6室に入り、土星と結合している場合、誕生者はハンセン病の血に苦しむと示される必要があります。そして、ラグナの支配星がラグナ自体にあり、敵対星座にある土星が一緒になると、誕生者は59歳でリウマチなどの強い風の病気にかかります。

用語

凶星：太陽・欠けていく月・火星・土星、凶星と共にある水星
支配星：太陽-獅子座・月-蟹座・火星-牡羊座と蠍座・水星-双子座と乙女座・木星-射手座と魚座・金星-牡牛座と天秤座・土星-山羊座と水瓶座を支配している
ラーフ：黄道（地球から見た太陽の軌道）と白道（地球から見た月の軌道）の交点、昇交点、日蝕と月蝕を起こす点
結合：星同志が同じ室にあること
ケンドラ：第1室（本人）・第4室（家・乗り物）・第7室（パートナー）・第10室（仕事）のこと、人生で目に見えやすい4つの要素を表す室をこのように呼ぶ
象徴体：第5室の表意を象徴する星は木星
マーンディ：インド式占星術の約束事に則って日の出から日没、あるいは、日没から日の出までを八等分した際の土星の時間割のこと
ラグナ：人の誕生時に東の地平線方向に現れる天空の1点 ※この詩句においてはラグナが入っている第1室のこと
敵対星座：ある星からみて敵対している星が支配している星座のこと、太陽：牡牛座・天秤座・山羊座・水瓶座、月：なし、火星：双子座・乙女座、水星：蟹座、木星：牡牛座・双子座・乙女座・天秤座、金星：蟹座・獅子座、土星：牡羊座・蟹座・獅子座・蠍座

解説

この詩句におけるマーンディは実際はグリカのことと思われいます。

※ グリカ：マーンディの時間帯の始まりに東の地平線から登って来る上昇点

「第12室の支配星が第6室にあり、第6室の支配星が第12室に位置する場合」

これは第6室と第12室で星座交換が行われていることを意味します。星座交換は室の結びつきが極めて強いことを示すので、第6室と第12室間で見られる場合、かなりの困難が予測されます。

土星の敵対星座は牡羊座・蟹座・獅子座・蠍座となりますので、これら4つの星座の内どれかに土星があり、その星座が東の地平性方向にあり、例えば牡羊座か蠍座であれば火星が、蟹座ならば月が、獅子座ならば太陽がその星座にある場合に59歳でリウマチなどの強い風の病気にかかる（痛風などの事か？）ということになります。

参考

各室の意味については下記記事にて説明しております。ここでの詩句と文言が違う場合がありますが、これは日本人にとって意味を捉えやすいように意訳している部分があるからです。室が意味する物事は限定的ではありません。幅広く捉えるための参考になるでしょう。

上

中

下

マーンディとグリカについて

敵対星座について