c-8-6.ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter23第10室の効果1-10

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インド占星術を学びたいならば一番最初に読むべき基本の基!
この本の内容が理解できなければ、そもそもこの世界に足を踏み入れないほうが良いでしょう!

KNラオ著  清水俊介訳

インド式占星術の教則本はAMAZONで容易に手に入ります。多くの本に触れてインド式占星術の世界を感覚的につかめるようになることが、習得する上での近道となるでしょう。皆さまが多くの良書に出会えるようお祈りいたします。

 

1 おおマイトレーヤよ、今、私は第10室の効果について説明します。これに関連して、ブラフマ、ガルガ、その他の言葉の本質を聞いてください。

2 第10室の支配星が力を与えられ、彼の高揚星座、彼のナヴァマムシャ、または、彼自身の星座を占有する場合、誕生者は最も強い父方の幸福を獲得し、名声を享受し、善行を行います。

3 第10室の支配星が力を欠いている場合、誕生者は、彼の仕事で障害に直面するだろうと言われます。ラーフがケンドラかトリコーナを占めるとき、彼はジョーティシュトーマ ヤグナなどを行います。

4 第10室の支配星が吉星と関連しており好ましい室にある場合、誕生者は王室の支援と仕事を通じて常に利益を得るでしょう。 逆の状況では、逆の結果が生じます。

5 第10室と第11室が凶星によって占められている場合、誕生者は悪行に耽溺し、部下に悪い評判をもたらすでしょう。

6 第10室の支配星がラーフと共に第8室にある状況は、誕生者を人嫌い、大いなる愚か者、悪行の実行者にします。

7 第10室の支配星が土星と火星と共に第7室にあり、第7室の支配星自身が凶星と一緒にいる場合、誕生者は肉体的な快楽にふけり、腹を満たす傾向があります。

8-10 第10室の支配星が木星と結合して彼(第10室)の高揚星座にあり、第9室の支配星が第10室にある場合、その組み合わせは誕生者に生まれながらの名誉、富、勇気を授けます。第11室の支配星が第10室に入り、第10室の支配星がラグナの室に入ったとき、または、両方がケンドラの星座に入ったとき、誕生者は彼の人生の部分として幸福を得るでしょう。強力な第10室の支配星が木星と結合して魚座にある場合、誕生者がローブ(外衣)、装飾品、幸福を持つという祝福を受けることは疑いようがありません。

 

用語

  • マイトレーヤ:パラシャラの弟子である僧侶
  • ブラフマ:創造を司るヒンドゥ教の神
  • ガルガ:リグヴェーダ(アーリヤ人の聖典)の賛美歌を作曲した古代インドの賢者
  • 高揚星座:最高星位にある星を高揚しているという、太陽:牡羊座0-10度、月:牡牛座0-3度、火星:山羊座0-28度、水星:乙女座0-15度、木星:蟹座0-5度、金星:魚座0-27度、土星:天秤座0-20度
  • 自身の星座(支配星座):太陽-獅子座・月-蟹座・火星-牡羊座と蠍座・水星-双子座と乙女座・木星-射手座と魚座・金星-牡牛座と天秤座・土星-山羊座と水瓶座を支配している
  • ラーフ:黄道(地球から見た太陽の軌道)と白道(地球から見た月の軌道)の交点、昇交点、日蝕と月蝕を起こす点
  • ケンドラ:第1室(本人)・第4室(家・乗り物)・第7室(パートナー)・第10室(仕事)のこと、人生で目に見えやすい4つの要素を表す室をこのように呼ぶ
  • トリコーナ:第1室(本人)・第5室(創造と息子)・第9室(希望)等三つの室のこと※トリとは3つという意味。本来は第1室・第5室・第9室を指すが、第1室はケンドラでもあるため、トリコーナという場合、通常は第5室・第9室を指す。
  • ジョーティシュトーマ:偉大な犠牲、偉大な善行、火の中に身体を投げ捨てること
  • ヤグナ:適切なヴェーダ(聖典)のマントラ(真言)を伴った神聖な火の奉献によって崇拝を行う儀式
  • 支配星:自身の星座(支配星座)参照の事
  • 吉星:満ちていく月・吉星と共にある水星・木星・金星
  • 凶星:太陽・欠けていく月・火星・土星、凶星と共にある水星
  • 結合:星同志が同じ室にあること

 

解説

詩句2・4・8-10では第10室が良い状態にある場合、詩句3・5・6・7では悪い状態にある場合が語られています。これらの詩句を比較することで、ある象意についての組み合わせの良し悪しと、人生に現れる違いについて理解することができるでしょう。

 

参考

高揚・減衰星座について

a-2-9.星の居心地

各室の意味については下記記事にて説明しております。ここでの詩句と文言が違う場合がありますが、これは日本人にとって意味を捉えやすいように意訳している部分があるからです。室が意味する物事は限定的ではありません。幅広く捉えるための参考になるでしょう。

a-2-5.室の位置と表意ー上

a-2-6.室の位置と表意ー中

a-2-7.室の位置と表意ー下

 

※翻訳元であるペーパーバックのこのChapterにはわかりやすい解説がついています。気になる方は下記の原著を当たられると良いでしょう。(著作権問題があるためノート部分の翻訳を掲載することはありません)

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次回は

c-8-.7ブリハット パラシャラ ホーラ シャストラChapter23第10室の効果11~

となります。

※筆者は日本国内および世界における全ての宗教団体とは一切関係ありません。

※サンスクリット語で書かれた原典から英語、英語から日本語への翻訳となっているため、齟齬の可能性をご理解の上、インド式占星術学習の参考にしていただければ幸いです。尚、サンスクリット語から日本語に直接翻訳された書物が下記の電子出版物となります。

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